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ジムニーで月面探査?

ジムニーロッククローリング仕様/石塚エンジニアリング http://dmt.ishizuka-engineering.com

ジムニーロッククローリング仕様/石塚エンジニアリング http://dmt.ishizuka-engineering.com


「これはジムニーの月面探査仕様車です」と言われても不思議ではない出で立ち。ベースは今なお人気の高い初代ジムニーだ。

といっても後席がカットされ、しかもむき出しになり、4輪ともボディを大きくはみ出しているから、フロントマスクやインパネ形状から推し量るほかないのだけれど。作ったのは主にジムニーのカスタムを請け負う石塚エンジニアリング。
 
トランスミッションレバーが2本、トランスファーレバーが2本ある不思議な光景。

トランスミッションレバーが2本、トランスファーレバーが2本ある不思議な光景。


このジムニーの最大の特徴は、トランスミッション&トランスファーがそれぞれ2つ搭載されていること。

こうすることで、人が慎重に体重移動しながら渓谷の岩場を進むように、極低速度で走ることができるのだという。

論より証拠で、同社のHPで動画を確認すると、周囲の岩の形状や状況を確認しながら、ジムニーが岩の斜面や岩の谷をじっくりと力強く突き進んで行く様が見られる。
 
足回りも極低速での悪路走破ができるよう改造されている。

足回りも極低速での悪路走破ができるよう改造されている。


月面とは言わずとも、本当に未開地探査車両として使えそうなジムニーなのだ。

籠島康弘=文

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