Q.選手たち、真夏の日本の暑さに耐えられますかね?
A.自分の心配をしてください。
選手たちはMGCに向けて暑熱対策をしていますが、観戦者も暑熱対策は必須。していますか? していないでしょう。
MGCは9月開催ですが、8月開催の東京オリンピックでは、さらに観戦はハードになります。みなさんも暑熱対策をして暑さに慣れておくといいでしょう。僕? 僕は春のうちにドーハに行って47度の中でジョギングをするなど、暑熱対策は万全です。
また、1時間に500mlのペットボトル1本分ぐらいの水を飲むこと。4時間行動するとしたら4本が目安。きちんと水分を取っていると思っても急に動けなくなりますから、気をつけてください。
あと、暑さ対策にはデサントから出ている冷却ジェルもおすすめです。あれは本当に涼しくなっていいですよ。
Q.SNSでいい写真をアップするコツは?
A.動画を起動、冷却材を装備せよ。
せっかく現地に行ったのだから、いい写真を撮ってSNSにアップしたいと思う人もいるでしょう。ですが、何度も言いますが、選手たちの走る速度は非常に速い。しかも前には中継車がいますから、突然写真を撮ろうとしてもシャッターチャンスは5秒ぐらいしかありません。5秒でピントを合わせて撮影するのは至難の技で、これは箱根駅伝を3回ぐらい経験しないとちょっと難しい(笑)。なので、動画で撮って切り出す、もしくはストーリーで投稿するのが正解です。
もうひとつ夏のレースで注意したいのが、スマホや充電器の熱暴走。いざ撮ろうと思ったら突然赤い温度計が出てきて「スマホが高温になりました。シャットダウンします」と勝手に電源が落ち、電源が入らなくなる。これは夏の陸上あるあるです。なので、冷却材を用意してスマホに当てておくと、後半も安心して使うことができます。
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