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【結論】この夏は「日本一うまいところてん」を食べに新潟を目指せ
暑い夏は、涼の“摂り方”次第でいくらでも快適になる。大人なら知っておきたい、夏場のクールダウングルメ。
“美味い飯”は旅の目的となりうる。
夏ならアジや初鰹を食べに静岡へ行くのもいいし、トウキビやアスパラを味わいに北海道へ飛ぶのもいい。桃を求めて山梨ってのも捨てがたい……なんて妄想にふけていた矢先、「新潟県に日本一うまいところてんがある」という噂をキャッチ。
ところてんと言えば、ひんやりとした口当たりとのど越しの良さが人気の夏の風物詩。でも決して特別な食べ物ではないし、普段はたま〜に食べるくらいかもしれないけど、それを食べにわざわざ新潟県まで足を伸ばすなんて……
最高に“粋”じゃん。
ということで、やってきました新潟県上越市。
その店は新潟県上越市にあるという。関越自動車道「六日町IC」から1時間ほど国道253号線を西へ走り、県道13号を南下。しばらく進むと案内の看板が視界に入ってきた。噂どおり、というかそのままストレートに「日本一うまいところてん」と書いてある。
案内に従って県道13号から左の脇道に入っていくと……おっ、車がたくさん停めてある。あそこかな?
間違いなさそうだ。さらに近づいてよく見てみると……
おお、めっちゃ人が並んでいる。どうやら写真左、シルバーのワンボックスカーのあたりが最後尾のようなので、店まで30〜40メートルくらいは列が続いていそうだ。
店の外観はこんな感じ。「日本一うまいトコロテン」っていうのは、単にそう謳われているだけではなく、店名そのものだったってわけだ。
この日到着したのは午後1時くらいだったが、ちょうど仕込み中らしく、次の販売開始時間は2時半とアナウンスされている。どうやら直前に「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系)で取り上げられたらしく、この日は特に混んでいたそうだ。
約1時間半、大自然のなかでマイナスイオンを浴びつつ行列に並び、いよいよ入店。年季の入った暖簾にも「日本一うまいトコロテン」の文字が。
実は、店名の由来は、今の店主の祖父の代(今が5代目なので3代目の店主のとき)で、ところてんを食べながら全国を渡り歩いていた行商が「この店のところてんが一番うまい!」と認定し、大きな暖簾をプレゼント。以来、それが店名にもなったのだとか。
創業はなんと1885年(明治18年)。すでに130年以上続く超老舗である。
店内はこんな感じ。メニューはところてんのほかにおにぎり(この日はすでに完売)、かき氷、ソフトクリーム、珈琲とシンプルなので、ゆっくりくつろぐという感じでもない。その分、回転も早く、販売再開後は割とすんなりと入店できた。
着席し、目の前の池に風情を感じながらところてんの到着を待つこと数分。東京から200キロ以上の道程を経て、ついに日本一うまいところてんとご対面。
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