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第2世代から第6世代まで。歴代ゴルフの進化


初代に続く第2世代から第6世代まで、どの世代もそれぞれにファンを持つ歴代「ゴルフ」を紹介しよう。

「ゴルフⅡ」


1983年に登場した2代目「ゴルフⅡ」は、デザイン自体は初代のコンセプトをキープ。初代と変わらず、スクエアなスタイリングに高いレベルの基本性能と、質実剛健のイメージを受け継いでいる。しかし、メカニズムは初代から進化し、「ゴルフ シンクロ」「ゴルフ セダン」といった派生車種も登場している。

「ゴルフⅢ」


初代と大きく変わったのは、まったくの新型車として開発された1991年の「ゴルフⅢ」からだろう。ボディサイズは2代目とほぼ同じだが、初代から続く丸目のヘッドライトが横長の四角へと変わり、角張ったスタイリングが曲線を巧みに用いたフォルムへと進化。この新デザインは空力性能と燃費性能の向上にも大きく寄与していた。

「ゴルフⅣ」



1997年に登場した4代目「ゴルフⅣ」は、言ってみれば“新しい時代のゴルフ”である。それまでの実用性を重視したベーシックなコンパクトカーから、エクステリアやインテリアの質感を大幅に向上させ、プレミアム路線へと舵を切ったのが大きな特徴だ。



高級化に伴いボディも大型化。3代目までは車幅が1700mm以下に抑えられ、日本でいう「5ナンバー車」だった。しかし、「ゴルフⅣ」は全幅1735mmと「3ナンバー車」のサイズになり、ドアも日本仕様は5ドアとなった。実用的なコンパクトカーという伝統を受け継ぎながら、「プレミアムコンパクト」へと変貌したわけだ。

「ゴルフV」


2003年登場の5代目「ゴルフV」や2008年の6代目「ゴルフVI」は、プレミアムコンパクトという路線をさらに“深化”させたモデルだ。

「ゴルフVI」


ボディはさらに大型化、もはやミニバンに近くなり、その分室内の居住性や快適性は格段に向上した。デザイン的には、「ゴルフVI」から現行型と同様のよりロー&ワイドなスタイリングが採用されている。



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