色褪せない造形美……スーパーブランドの卓越したセンスが輝くアクセ
上質と洗練を極めたスーパーブランドのアクセサリー。今回はブレスレットを中心に、指輪やネックレスもセットでご紹介。思わず両方欲しくなる、イチオシのコレクションを集めた。
FRED(フレッド)
自然体でアクセを楽しむなら、“永遠”に色褪せぬ造形美で
パリのジュエリーメゾン、フレッドといえば、ヨットのシャックル(連結具)をモチーフにした海男御用達の「フォース10」コレクションが有名だ。
でもこちらは数字の8をイメージさせる「8°0(エイト デグリー ゼロ)」コレクションのもの。“無限”や“永遠の愛”を連想させるそれは、よりシンプルで上品な感じ。そのなかでも究極に“さらっと”していて、なおかつ最高のマテリアルを用いているのが、このWGのチェーンブレスレットとリングだと思う。
身に着けるだけでTシャツ&デニムのラフな着こなしをグンと大人っぽくしてくれるだろうし、サマースーツに合わせても嫌みなくキマる。そう、海男も街男も大喜びのジュエリーなのである。
TIFFANY & CO.(ティファニー)
NYのエネルギーを表現した“ハード”なシルバー
OC世代の定番ジュエリーといえば、ティファニーのスターリングシルバーを挙げないわけにはいかない。「アトラス」や「パロマ・ピカソ」といった名作もさることながら、今気になっているのは昨年発表された「ティファニー ハードウェア」の大胆なデザインだ。
力強いチェーンネックレスと、錠前とボールのチャームが付いたブレスレット。1971年のアーカイブから着想を得てNYにみなぎるエネルギーを表現したというこのコレクションが、男心くすぐる我々の新定番となる。
MAISON MARGIELA(メゾン マルジェラ)
造形美と素材使いで勝負するアノニマス、かつ個性ある顔とは
ひと目で「そのブランド」だとわかるアイコン的デザインもいい。でも、ぱっと見ただけではわからない匿名的なデザインのジュエリーにも、上品な魅力がある。その両軸を捉えたのが、ゴールドとシルバーをコンビ使いしたユニークなIDリングと、シルバーチェーンに白いレザーをセッティングしたモダンなIDブレスレット。
どちらも独特のボリューム感と造形の美しさ、素材使いの妙が際立つデザイン。シンプルだが確かに個性を感じさせる、これがメゾン マルジェラの卓越したセンスだ。
※本文中における素材の略称は以下のとおり。K18=18金、YG=イエローゴールド、PG=ピンクゴールド、WG=ホワイトゴールド、GG=グリーンゴールド、PT=プラチナ
清水健吾=写真 石黒亮一=スタイリング