OCEANS

SHARE



なお、「バッカス」は今年の6月で4周年を迎える。6月29日(金)、30日(土)はほぼすべてのドリンクを300円で出すそうなので、行かない手はない。

「3周年の記念Tシャツは、なぜか私の絵が採用されています。下手だからイヤだって抵抗したんですが。『バッカス』で画像検索すると子供の絵が出てくるので、それを模写しろと言われて一生懸命描きました」

うーん、天才なんじゃないか


麻美さんの独特な画才は常連客の間で広く知れ渡っており、笑いがほしいときはお題を出してみんなで絵を描くそうだ。

麻美さん作のキリン


天才か。

「私だって、頭の中にはちゃんとしたキリンのイメージがあるんですよ。でも、いざ絵にするとこうなっちゃう」

その才能にキュンとしつつ、半ば冗談で「ギャル時代の写真とかありますか?」と聞くと、「なんでギャルだったってわかるんですか」と言いながらスマホの中の写真を見せてくれた。

左が17歳、右が24歳


おおお、どんな子供だったんだろう。すると麻美さん、カウンター席に座っていた女性に「お母さん、私どんな子供だった?」と聞く。出た。「親が客として店に来る」という“看板娘あるある”だ。

仲良きことは美しきかな


お母さんがしみじみと言う。

「ひとりっ子なのにわがままを言わないし、やさしい子でしたね。絵心は皆無だし、裁縫もできないけど」

じつは、店で使っているコースターはお母さんの手作りなのだ。

右もお母さん作のポーチ


さて、ドリンクのお代わりは決まっている。ここには、ホッピーがあるのだ。

白も黒もありますよ




3/3

次の記事を読み込んでいます。