袖を通すと海に向かいたくなる、夏に着こなすロングスリーブ
袖を通すと、なんだか無性に海へと向かいたくなる。
そんな海とヒトとの距離をグッと縮めてくれる夏服の数々を、OC的な海男像をノンフィクションで体現する本誌看板モデルのひとり、“マーシー”こと三浦理志が着こなす。
今回は、ロンTを筆頭に、クルーネックスウェットなど、ロングスリーブのカットソーをセレクト。海に近しい人、そうでない人も、さぁ、みんな集合だ。
近頃ではストリートシーンを賑わせているストーンアイランドも、海への愛情を表したコンパスのアイコンよろしく、実は古くから海とのつながりは深い。
ブランド黎明期の1980年代に海をテーマに展開されていた幻のラインであり、昨年復活を遂げた「マリーナ」は、その象徴だ。薄手でシャリっとした生地が使われたスポーティなクルーネックには、光を反射する特殊フィルムで綴られたシグネチャーと、ストライプのプリントが。
定番のバスクシャツは、強い日射しに焼けて色褪せたようなストライプの色とビッグサイズで今っぽく。
’80年代アプローチのカラーリングとビッグシルエットのバックプリントスウェットは当時のボートやサーフチームウェアみたいな雰囲気!? ハイブリッドショーツと合わせれば、このまま海と街を縦横無尽に闊歩できる。
アメリカの、とりわけ西海岸のフレーバーを盛り込みながら、東京の感性も忘れないブランドのロンTに注目を。街と海との精神的な距離を縮めてくれそうな感じがするのは気のせいか?
三浦理志
みうらまさし●湘南で育ち、そして現在も湘南暮らし。キャリア30年以上のサーフィンの腕前はプロ級で、ちょっと長期休暇がとれると(強引にスケジュールを空けて!?)すかさず国内外へサーフトリップする生粋の海男。
河津達成(S-14)=写真 荒木大輔=スタイリング
吉田太郎=ヘアメイク
ヒップマート=ヨットチャーター
リビエラ シーボニアマリーナ=撮影協力