海が近くても、遠くても。いつでも“潮の香り”がする半袖シャツ
袖を通すと、なんだか無性に海へと向かいたくなる。そんな海と人との距離をグッと縮めてくれる夏服の数々を、OC的な海男像をノンフィクションで体現する本誌看板モデルのひとり、“マーシー”こと三浦理志が着こなす。
今回は、レトロでオリエンタルな雰囲気の柄シャツをセレクト。
海に近しい人も、そうでない人も、さぁ、みんな集合だ。
カリフォルニアで生まれたロアーク リバイバルは、サーフ&スケート、旅やキャンプ、モーターサイクルといった男の冒険遊びが原動力のブランド。今季のテーマは中米の島国ジャマイカで、シャツには郷土と海を感じる愉快なモチーフが。次のシーズンは、そのまた次は、どんな場所を冒険して、そこに海はあるのかないのか? 今後が楽しみなブランドだ。
今季’40年代のサーフカルチャーをテーマにしたリーバイス ビンテージ クロージングのシャツを、説明不要のサタデーズのTシャツにレイヤードする楽しさたるや。そして、’90年代にサーファーの間で大ブームとなったネルショーツを彷彿させるボトムスは、シルクツイード素材で、きちんと大人でハイクオリティになっているのである。
「カバナ シャツ」という、海に由来するアイテム名の半袖開襟シャツ。どこかオリエンタルな雰囲気漂う柄は、カットワークレース生地で表現されている。合わせたダークカラーのハワイアンシャツ調ボードショーツは、今季、マグロやサバといった海鮮生物にフィーチャーしたコレクションが印象的だったポール・スミスのもの。これぞ海のコーディネイトである。
三浦理志
みうらまさし●湘南で育ち、そして現在も湘南暮らし。キャリア30年以上のサーフィンの腕前はプロ級で、ちょっと長期休暇がとれると(強引にスケジュールを空けて!?)すかさず国内外へサーフトリップする生粋の海男。
河津達成(S-14)=写真 荒木大輔=スタイリング
吉田太郎=ヘアメイク いくら直幸=文
ヒップマート=ヨットチャーター
リビエラ シーボニアマリーナ=撮影協力