- トップ
- ライフ
- 「誰でもいつでも、サーフィンに触れられる環境を」掛井智也さんが海を目指す理由
「誰でもいつでも、サーフィンに触れられる環境を」掛井智也さんが海を目指す理由
海は広くて大きいから、目指す人たちの理由も十人十色。そこで知りたくなったのは、まっとうな大人の男たちが、なぜそんなにも熱心に海を目指しているのか、ということ。各人バラエティに富んだ話から、共通していることがあった。それは幸せそうな笑顔を見せて楽しい人生を歩んでいるということ。皆さん、海を目指して、何かいいことありました?
海を愛する男たちに、海を目指す理由を聞くこの連続企画。第5回となる今回はプラン ドゥ シー経営企画室・掛井智也さんに話を伺った。
プラン ドゥ シー 経営企画室掛井智也 さん(38)
かけいともや●東京都出身。大学卒業後、プラン ドゥ シー入社。ホテル、レストラン、ウェディングの企画・運営を手掛ける。2児の父親でもあり、夏の週末は家族で海へ。自分はサーフィン、子供たちはボディボードを楽しむ。
「誰でもいつでも、サーフィンに触れられる環境を」
人工の波を作る弊社のサーフィンプール事業は、もともと神戸を拠点に人工サーフプール「コウベレイーズ」事業を展開していたレスポンスエンジニア社(以下RE社)と業務提携をし、弊社が事業展開、RE社が造波装置の開発をする形で進めています。
機械で作る波の最たる特徴は安定した供給力です。数においても、シェイプにおいても、自然のなかで作られる波に比べると、より高いクオリティを担保してくれます。簡単にいえば、いつでも良い波でサーフィンができる場所。それが人工の波によるサーフプール。
順番を待っていれば波は自分のところにやってくるし、何度となく波に乗れ、繰り返し練習をすることができる。そのため、これからサーフィンを始めたいと思った人には始めやすく、海に行く時間を作りづらくなった人にはサーフィンへのモチベーションを保てるフィールドなのです。
イメージとしては、ゴルフにおける打ちっ放し場と言えるでしょうか。コースへ出る前に納得するまで練習でき、コースで得た反省点と向き合える。いわばゴルファーとしてのスキルアップに格好な場所が打ちっ放し場であり、そのサーフィン版が弊社の考えるサーフィン用プールなのです。
現状ではRE社の開発拠点でもある「コウベレイーズ」で、常に波のクオリティを向上させる試みが続けられています。そうしてブラッシュアップされた施設を、今後、弊社は国内各所に展開していく予定です。東京や大阪といった人口が集中する都心は大きな候補地。海から離れた場所に住む人へもサーフィン体験を提供する、そんな存在になれるといいですね。
また、弊社の本業はホテルやレストランの企画・運営ですから付帯施設も作りたい。そうして、平日には出勤前や会社帰りにサーフィンを満喫し、週末にはサーフィンをしない家族と一緒に楽しめる。そんなサーフィンのあるライフスタイル環境を作り出していきたいですね。
梶 雄太=写真 小山内 隆=文