半纏、褞袍、浴衣などなど。ファッションシーンで和物が一大トレンドとなっている昨今、暑いオフの日の喉と心を潤すワインの世界でも和な新興勢力が拡大中。その拠点となるのが東北エリアで、夏と冬、朝と晩の寒暖差が上質なブドウを育むとされ注目を集めている。
事実「名作」とされるボトルも多く誕生しており、その活躍のフィールドは地産地消から世界レベルへと進化。一部ではプレミア化するレア品番もあるのだ。
そんな特別な一杯を造る東北のワイナリーが東京に大集合するイベントが5月20日（日）に開催される。その名も「東北ヴァンダジェ」。フランス語のワインを示す「ヴァン」に、山形弁で“だぜ”の「ダジェ」を組み合わせた、酒場のオヤジギャグさながらのタイトルだけど、むしろそこに湧くのは親近感。気取ってワイン、ではなく、気軽にウマいワインをたらふく頂こう！というカジュアルなスタンスが魅力である。
肝心なイベントの内容はこう。タケダワイナリー（山形）にいわきワイナリー（福島）といった老舗系から、グレープリパブリック（山形）といった気鋭系まで29のワイナリーが採れたてヴィンテージを持ち込み、造り手自らPR。参加者はそれが気になりゃ試飲して、気に入りゃ購入。気分が良くなりゃツマミが欲しくなる、ってことで、東北の食材を使ったアテまで用意してくれているのだ。YAMAGATA360のチーズといったワインの鉄板とともに、港直送のホタテや牡蠣もラインナップ。昼間から申し訳ないほど気持ち良くなれる趣向となっている。
定員は一部と二部で、それぞれ200名。こうして整理してくれている点も、混雑が苦手なオッサンには嬉しい限り。
さぁ、今週の日曜午後は、ワインを飲みに行く時間だぜ！
［イベント概要］
東北ヴァンダジェ2018 開催／5月20日（日） 一部11：30～14：00 二部15：30～18：00 会場／田町ヒュースタジオ 東京都港区海岸3-5-1 6F 入場料／9200円（フードチケット、グラス、オリジナルグラスホルダー付き） チケットはコチラから 
