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2022.01.08

このポルシェ、正真正銘“オン・オフ兼用”。老舗専門店のカスタム「ケイマン」

ポルシェのSUVといえばカイエンやマカンがある。キャンプに行くならこの2台が候補だろうが、そこにもうひとつの選択肢が加えられた。

By S 987C。初代ケイマンをリフトアップ等でオフロード仕様に。コンビニに入る際の縁石もこれなら気兼ねなく踏める。

By S 987C。初代ケイマンをリフトアップ等でオフロード仕様に。コンビニに入る際の縁石もこれなら気兼ねなく踏める。


ふたり乗りのスポーツカー、ケイマンをベースにカスタムされた「By S 987C」だ。

2005年に登場した初代ケイマンは水平対向6気筒エンジンをミッド(シート後ろ)に搭載し、後輪を駆動させるMR。

911よりは価格がお手頃のため、エントリーモデルと思われがちだがさにあらず。ミッドシップ特有のひらりひらりとしたコーナリング特性は、RRの911とはまた別モノ。ポルシェが「(911、ボクスターに次ぐ)第3のスポーツカー」と宣言した通りである。

エンジンがミッドにあるため、ボンネット下とリアに荷物を載せることができる。

エンジンがミッドにあるため、ボンネット下とリアに荷物を載せることができる。


そんなケイマンの現行型は、718ケイマンと名称が変わっている。「718」とは1957年に登場した同名のレーシングカーが由来という特別なナンバー。ここからもポルシェが「第3のスポーツカー」と謳いたくなる気持ちがわかる。

ではキャンプにいける「By S 987C」の987とは? ポルシェ好きなら言わずもがなだが、2005年から2012年まで販売された初代ケイマンの型式を示す数字だ。

つまりこの「By S 987C」は初代ケイマンをベースにした特別な車というわけだ。

ラインナップがある程度揃ったモデル末期の車両本体価格は604万〜1027万円。現在の中古車の平均価格は300万円ちょっとといったところ。

ラインナップがある程度揃ったモデル末期の車両本体価格は604万〜1027万円。現在の中古車の平均価格は300万円ちょっとといったところ。



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