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2022.01.07

ファッション

今年の気分は“隠れ気持ちいい”。見た目は王道、着心地快適なダッフルコートがその証拠

振り返れば、「オーシャンズ」は昨年も、さまざまな視点から服を考えてきた。ステイホームファッション、感動の服、大人カジュアル、ボーダーレスファッション。ただ言葉は違っても、提案する服は多くのものに共通項があった。

Tシャツやデニムといった普段着から、ニットやセットアップといったキレイめの服にいたるまで。その共通項とは“気持ちいい服”であること。

モンゴル産のオーガニックカシミヤと極細の羊毛を交織した生地を使用。表面に洗い加工を施し、高級感とカジュアルさを見事に両立させている。フロントはクラシックな3トグル仕様。直線的でたっぷりとしたシルエットも含めダッフルコートの王道をいくデザインだ。コート19万8000円/キャプテンサンシャイン 03-6277-2193、スウェット1万7600円/ループウィラー(ループウィラー 千駄ヶ谷 03-5414-2350)、ブーツ3万8390円/レッドウィング(レッドウィング・ジャパン 03-5791-3280)、バッグ 4万700円/ポーター(?田 03-3862-1021)

モンゴル産のオーガニックカシミヤと極細の羊毛を交織した生地を使用。表面に洗い加工を施し、高級感とカジュアルさを見事に両立させている。フロントはクラシックな3トグル仕様。直線的でたっぷりとしたシルエットも含めダッフルコートの王道をいくデザインだ。コート19万8000円/キャプテンサンシャイン 03-6277-2193、スウェット1万7600円/ループウィラー(ループウィラー 千駄ヶ谷 03-5414-2350)、ブーツ3万8390円/レッドウィング(レッドウィング・ジャパン 03-5791-3280)、バッグ 4万700円/ポーター(?田 03-3862-1021)


「素材が気持ちいい」「動きやすくて気持ちいい」「コンパクトに持ち運べて気持ちいい」。それぞれのアイテムやコーディネイトについて書かれた文章を読めば、それがどう気持ちいい服なのか必ずわかってもらえると思う。もちろんこのダッフルコートも然り。

ダッフルといえば武骨な冬アウターの代表格のひとつ。その起源はヨーロッパ・北海沿岸部で働く漁師たちの作業用コートと言われ、のちに英国海軍が採用したことで一般的に知られるようになったものだ。厳しい寒さの中での着用を想定しているため、生地は厚手のウールメルトンを採用。着丈も膝までと長めに設定されている。つまり固くて重くて男クサいのが、ダッフルコート本来の姿なのだ。

写真のダッフルも見た目はまさにそんな風情。しかしながらその着心地は、ソフトで軽くて本当に快適。いったいどういうことなのか。

実はこのダッフル、生地がスゴイのだ。モンゴル産の最上級のオーガニックカシミヤと、スーパー160sの極細のウール繊維を交織したきわめて柔らかい生地なのである。

見た目は王道だが決して頑固ではなく、実際に着ると文句なしに快適。そんな“隠れ気持ちいい服”が2022年の気分をくすぐる。今後とも写真だけではなく文章までお読みいただき、気持ち良さの隠れぶりにぜひご注目いただければ幸いである。

清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 加瀬友重=文

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