阿久戸秀高さんのスタイルといえば正統派のアメリカンカジュアルだが、考え方はあくまで柔軟。
スタンダード カリフォルニア 代表 阿久戸秀高さん Age 54●ボーイスカウト時代から自然に親しみ、のちに西海岸のカルチャーとサーフィンに傾倒。2003年のショップオープン以降は、古き佳きアメリカンカジュアルを独自の視点で刷新してきた。現在、店頭にアウターが充実中なのでお見逃しなく。
「オーセンティックな服は好きですけど、窮屈なものは好きじゃないんです。着心地の良いオーセンティックがいいなって、いつも思っています」。
そんな阿久戸さんの腕元には、シックな黒のアップルウォッチが! レトロないつもの着こなしとは対極的な、極々モダンな一本だ。
「ライフスタイルが変化し、好きな海やキャンプに気軽に行けなくなっちゃって、代わりに犬の散歩の時間が長くなったんです」。
阿久戸さんの暮らす八王子は自然が豊か。愛犬のボーダーテリアをクルマに乗せて出かけ、高尾付近の林道を歩くのが最近の日課だ。
「そうなると、動きやすい格好なのにスマホを持つのがストレスで。奥さんのすすめもあって、電話もできるアップルウォッチを買ってみたんです」。
阿久戸さんが愛用する「アップルウォッチ」。ケースと同色のストラッップはナイキのもの。「まだ購入したままの状態なので、レザーに変えたり、これからいろいろ試していこうと思います」。使い始めはたくさん来る通知に戸惑ったそうだが、現在は表示を最小限にとどめてストレスフリーにしているとのこと。運転中の通話もアップルウォッチで対応。
今までしていた時計はロレックスやオメガなど、阿久戸さんらしいクラシックなものが中心。ゆえに不安もあったが、杞憂だったようだ。
「実際に慣れるとすごくラク。手首に馴染むサイズやラバーストラップの着け心地も秀逸。それに、シンプルデザインだから意外と僕みたいな服装にも合いますし、周りの人にも気付かれませんね(笑)。
つまりこの時計ってきっとオーセンティックなんですよ。だから僕が好きな服にもマッチするんだと思うんです」。
いつものヴァンズにワークパンツの出で立ちにも、確かにアップルウォッチは違和感なく溶け込んでいる。
「最近は愛車のヴァナゴンにドラレコを付けたり、地味にデジタル革命中です(笑)。クラシックなものが相変わらず好きだけど、やっぱり快適ではいたいから」。