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2021.12.25

「本命をコロコロ乗り換える」バイク愛。カワサキから今は隼へ、次の狙いは?

Motorcycle Update▶︎バイクのある人生は素敵だ。お気に入りの一台に跨って、家を出るワクワク感。時を忘れてカスタムに興じる悦び。バイクを楽しむ大人たちをピックアップ!
■丸山浩史さん(46歳)

マルヤマヒロシ。日産自動車株式会社の商品利益原価管理室でミニバンを担当。休日はほぼ、バイクで高速道路を使ったツーリングに費やすほどのバイク好き。
昔からのカワサキ党で、好きなジャンルはビッグツアラー。神奈川県で夫婦ふたり暮らし。

■スズキ・ハヤブサ(2021年モデル)

’90年代後半、カワサキ・ZZ-R1100やホンダ・CBR1100XXスーパーブラックバードらが市販車最速を競っていた頃、’99年に登場した初代GSX1300Rハヤブサはオーバー300km/hを軽々とマークして大きな話題となった。
空気抵抗低減のためのエアロフォルムボディは、13年ぶりのモデルチェンジを果たした3代目の2021年モデルにも継承。
スーパースポーツであるGSX-Rをルーツにもつ高い運動性能と、進化した電子制御システムによって、アルティメット・スポーツバイク(究極のスポーツバイク)とも呼ばれる。
車体各部にセンサーを内蔵してコンピューター制御を行う“スズキインテリジェントライドシステム”を搭載することで、安心・安全に究極のスポーツバイクを堪能できるのが最新ハヤブサ。

■最初に憧れたのも乗ったのもカワサキで……

「高校生の頃はスポーツ自転車にハマっていましたが、本屋で何気なく手に取ったバイク誌にカワサキ・ZZ-R1100が載っていて、『格好良いなぁ……』と思ったのが私のバイクライフの始まりです」。

大学に入学してアルバイトに勤しみ、18歳で中型自動二輪免許を取得した丸山さん。最初に購入したバイクは、“あのとき”見たZZ-R1100の流れを汲む、中型バイクのカワサキ・ZZR400だった。
ZZR400から約10台ものオンロードバイクに乗り継ぎ、途中一度だけトライアルバイクも所有していたこともあるが、まったく性に合わないと感じてすぐに手放してしまう。
そして丸山さんのバイクヒストリーを紡ぐ大型バイクの1台目は、かつて本屋で見たあのZZ-R1100だった。

「そう、ずっと憧れだったバイクでとても気に入っていましたが、1100に乗るとその上のクラスにも興味が湧いてきて、同じくカワサキの2002年式ZX-12Rに乗り換えました」。
丸山さんも当時のビッグバイク乗りと同様に、速いバイクに憧れがあったようで、ZX-12Rも数年連れ添うことになるが、そのあと、またもカワサキの1400GTRに乗り換えたという。



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