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2021.12.26

ファッション

エンダースキーマ「mip」を履き続けるとこうなる! スニーカーとは違う深い魅力

エンダースキーマの「manual industrial products(マニュアル・インダストリアル・プロダクツ)」(※以下mip)は、おろしたての新品でももちろん格好良い。
だが、大切にケアしながら“育てる”ところに、真の醍醐味がある。
右が新品、左がよく履き込んだmip。アメ色に育っている。
ベジタブルタンニン鞣しのヌメ革は、手で触れ続けるだけでも皮脂などで色が変わる。それがやがて、しっとりした質感を醸し出すとともに、顔料などで“化粧”をさせてないぶんツヤも増す。履くほどに、味わい深い表情へと変化していくわけだ。
そこでエンダースキーマのスタッフ3名に、愛用「mip」の経年変化について聞いてみた。

実例① 9年3カ月もののファーストモデル

「manual industrial products 01」6万3800円/エンダースキーマ(スキマ 恵比寿 03-6447-7448)
まずは記念すべきファーストモデル。これを9年3カ月もの歳月をかけて育てていくと……

かなり色濃く変化しているのが一目瞭然だ。新品のクリーンな印象とはひと味違う、重厚感が滲み出ている。履き続ければ自然にこんな色合いになるのだろうか?
「丁寧に履いていますが、やはり靴なので、履くほどにシミなどが増えるのは避けられません。とはいえ、それも良い味となっているし、経年変化で全体がかなり深い色味になったことで、逆にあまり目立たなくなってきました。
オイルを入れてから日に当てることで色の変化が早まるのですが、丁寧にエイジングを重ねていくなかで、 愛着もレザーの深みも増していきました」。
経年変化は空気に触れたり、光に当てたりするだけでも進行していくもの。変化のスピードも、その人の匙加減で千差万別だ。色の変化をゆっくり楽しみたい人はできるだけ日に当たることを避けた方がいい。予め防水スプレーをかけておけば、汚れやホコリの付着も防げる。


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