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2021.12.12

時計

伝説のミッキーウォッチか、自分だけのGショックか。感性を刺激するのはどっち?

「ファッションとして腕時計を楽しむ」というテーマから考え抜いた究極の選択。
伝説のデザイナーの精神が宿るキャラクターウォッチと、自分だけのカスタマイズG-SHOCK(Gショック)。アナタはどちらの個性を選ぶ?
 

[巨匠の遊び心]伝説のミッキーウォッチが再び

「ジェラルド ジェンタ アリーナ レトログラード スマイル ミッキーマウス ディズニー」世界限定150本。SSケース、41mm径、自動巻き。196万9000円/ブルガリ ジャパン 03-6362-0100
数々の伝説を残し、時計の歴史を変えた天才がいた。鬼才ジェラルド・ジェンタ、その人である。
彼が1970年代に手掛けた革新的なSS製スポーツウォッチはラグジュアリースポーツと呼ばれる新ジャンルを切り拓いた。
ジェラルド・ジェンタ(1931〜2011)●スイス・ジュネーブ出身。ウォッチデザイナーの草分け的存在で、ジュエラーとして修業を積んだのち、デザイナーへ転身した。ディズニーウォッチを筆頭に、オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク」、パテック フィリップ「ノーチラス」などの傑作時計を世に送り出した。 AP/アフロ
ファッションの世界でも支持者が多く、モードの帝王カール・ラガーフェルドは彼がデザインしたオーデマ ピゲの「ロイヤル オーク」を愛用していたというエピソードはあまりにも有名だ。
「時計界のピカソ」という異名を持つだけあって、ジェンタが革命を起こしたのは、スポーツウォッチの分野だけではない。
側面に装飾を施した美しいラウンドケース。
’80年代には、自身の名を冠してブランドでディズニーと手を組み、キャラクターウォッチの製作に着手。とりわけ’90 年代に登場したミッキーマウスやドナルドダックなどをモチーフにする「レトロファンタジー」は、今もなお根強い人気がある。
キャラクターウォッチに複雑機構を投入したジェラルド・ジェンタによる唯一無二のスタイルが、ミッキーマウスとともに蘇る。時刻は210度に広がるレトログラード式ミニッツ表示と5時位置のジャンピングアワーから読み取る。チャーミングな雰囲気と高級時計ならではの仕上げを同時に堪能できる、究極のコレクターズピースが誕生した。
それから時を超え、この流れを汲む話題作が、ジェンタのブランドを傘下に収めるブルガリから登場。復活を遂げた話題作はジェンタの遊び心そのままで、時計を身に着けることの楽しさを改めて教えてくれる。


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