フルモデルチェンジしたトヨタ「
タコマ」といい、日産「
フロンティア」にスバル「
アウトバックウィルダネス」。
なぜ日本に入ってこないのだろう……と羨んでしまう、日本メーカーが北米のみで販売しているラギッドでタフネスなモデルたち。
そしてマツダもまた、日本にいる我々が地団駄を踏みたくなるような、カッコいいSUVを北米で発表した。「CX-50」だ。
マツダ的、アメリカンオーバーランダー
今のところサイズは不明だが、その名からすると日本でも販売されているCX-5と同じくらいであることが予想される。
しかし写真で見る限り、CX-5よりワイドでローに見えるフォルムだ。それでいてCX-5よりはロードクリアランスが大きい、つまりリフトアップされている。この「魂動デザイン」のアメリカ的解釈(?)がまずカッコいいのだ。
CX-5をはじめほかのマツダ車にも通じる「魂動デザイン」ではあるけれど、前後のフェンダーはガッツリと盛り上がっていて、日本のマツダ車にはあまりないパキッとした線でその盛り上がりが強調された筋骨隆々なデザインだ。
ホイールアーチはCX-5のようなキレイな円ではなく、ボディラインに合わせるように直線基調なのも、CX-5の印象とは似て非なる点。
フロントバンパーの左右にはキリッとしたエアインテークが加えられ、フロントグリルはマットブラックに。おかげでその奥に置かれたライトの目つきも力強くなったように感じる。
ルーフレールもCX-5よりしっかりと張り出して見え、そこに備えられたルーフラック共々欲しくなる。アルミホイールも角ばったデザインで、恐らくマッドテレーンタイヤを履いているんだろう。
オーバーランダースタイルが高い人気を得ている現在のアメリカで、トヨタや日産、スバル、さらにはアメリカのビッグ3とも異なるアプローチでタフネスを表現した、いかにもマツダらしいオーバーランダーだ。
エンジンは2.5Lのガソリンターボと2.5Lガソリンエンジンの2種類。いずれもマツダ独自の4WDシステム「i-ACTIV AWD」が組み合わせられると発表されている。
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