■ママチャリの気軽さをアップデート「イッシモ」
写真は街乗り用ファットタイヤを履くタイプ。レッドのほかブラックとシルバーがある。最近はぶっといタイヤを履くeバイクも増えてきた。
そのほとんどは武骨なアメ車のようなスタイルだけど、こんなデザインのまとめ方があったのか！ と思わせるのがイタリアのオートバイメーカー、ファンティックが手掛けたeバイク「イッシモ（ISSIMO）」だ。
フレームは、トップチューブがなくまたぎやすい、いわゆるママチャリフォルム。そこにファットタイヤを合わせたら、まさかのカッコ良さ。
フロントフレームにトラス構造（三角形を単位とした構造）を採用するなど、デザイナーの知恵と工夫で新しいeバイクのカタチを生んでいる。
シマノ製の5段ギアとディスクブレーキを装備。街乗り用にはリアに荷台が備わる。オフロード用ファットタイヤを履くモデルと、街乗り用ファットタイヤを履くモデルがあり、それぞれボディカラーは3色が用意されている。
さらにライト周りのフレームカバーにはスケルトンタイプと不透明タイプのカバーがそれぞれ5色、計10枚。好みに応じて色の組み合わせや着替えが楽しめるなんて、さすがイタリアン！
こちらはオフロード用タイヤを履くモデル。ボディカラーはホワイトとレッド、シルバーがある。アシストモードは5段階、これに5段ギアが組み合わされるから、シチュエーションに応じて25パターンから選んで走行できるなど、見た目に反して、細やかで軽快な走りを楽しめる。
このスタイルや機能性などが評価されて「ユーロバイクアワード2019」を受賞。ようやく今年の春から日本でも正規販売が始まり、全国でも販売されるように。
ホームページで近くに取り扱い店をチェックして、ぜひ一度跨いでみてほしい。写真以上に、格好いいから。
ファンティックhttps://fantic-ebike.jp 籠島康弘=文
