東京・高円寺にある、缶ビールの自動販売機。
それがコレなんだけど、どこか様子が違う。旅館などにある昔ながらのヤツじゃない。ということで近づいて見ると、クラフトビール専用の自販機なのだ。
まずは、そのラインナップを動画でお届け。
この自販機が置かれているのは「ドリンクアップ クラフトビアショップ(DRiNKUP!! Craft Beer Shop)」。クラフトビールのインポーターであるドリンクアッパーズが倉庫として持っていた場所で、昨年からショップとしての運営をスタートした。
「パッケージにひと目惚れして買うように、自由にクラフトビールを楽しんでほしい」。そんな思いから選んだのが自販機でのビール販売だ。
当初は実験的な試みだったものの、これが予想に反して大盛況。近所の人だけでなく、SNSで噂を聞きつけた人も遠方から訪れるようになった。
それにしても、自販機に並ぶクラフトビールはどれも個性豊か。これは確かにジャケ買いしたくなるのもわかる。
ビールはすべてアメリカやカナダ、ニュージーランドのブリュワリーから輸入したもので、なかには専門店でも見かけないような珍しいビールも揃う。豊富なラインナップもインポーターが手掛ける自販機ならではだ。
例えば、ニュージーランドのアーバノートブリューイングから買い付けた「コパカバナ ブリュットIPA」は、トロピカルな雰囲気漂うパッケージが印象的。味わいもフルーツのようにフレッシュだが、かといって甘ったるいわけでなくアルコール度数も7度と高めで、しっかり男好みである。
そのほか、HIP HOPのアレを思わせるデザインが目を引くオレンジフレーバーのビール「ジャングルブギーブラッドオレンジサワー」や、ビールにレモン果汁を混ぜた“ラドラー”と呼ばれるアルコール飲料「ビーチ マンダリン&レモン」など、常時30種類が自販機を彩る。
ラインナップはその時々で変わるから、訪れるたびに新鮮な出合いがありそうだ。
IPAやペールエールなど、ビールを種類で選ぶのもいいけれど、ジャケ買いするみたいに直感的に楽しむのもいい。
高円寺の缶ビール自販機は、そんなクラフトビールのオツな味わい方に気づかせてくれる。
[店舗詳細]ドリンクアップ クラフトビアショップ住所:東京都杉並区高円寺北3-40-12営業時間:13:30~20:00、第1、第3水曜日休www.drinkuptokyo.com