■ダイハツ「ハイゼット」をカスタム①
軽トラの荷台に組んだフレームに生地を張り、荷台を丸ごとテントにして遊んでいたら、「これ欲しい」と言う人が現れて……というのが始まり。
そんな本当の遊びから生まれたのがバグトラック(Bug-truck)の軽キャンパーだ。展示されていたのは、ちょっとおしゃれな宅配便の配送車にしか見えないパネルバン。ドアを開けるとウッド感溢れる秘密基地になっている。
展示車両の室内にはキャビネットや跳ね上げ式の一人用ベッド、ベンチ兼テーブルを備えていたが、これらはオプション扱い。
ほかの軽キャンパーとは違って冷蔵庫やシンクはない。これは、シンプルなスペースにユーザーが自由に装備を持ち込んでカスタムしたほうが楽しいでしょ?という同社の考えからだ。
実際、同社のディレクターはこの車に薪ストーブを載せて夜釣りに出掛けたこともあるそうだ。薪ストーブの煙突は、スライドドアに設けられている小さな窓から出した。
シンプルなベースだからこそ、ユーザーの遊び心次第でいかようにもアレンジできるってわけだ。
別の見方をすれば、こっち側の遊び心が試される軽キャンパーとも言える。パネルバンだけでなく、軽トラ布テント仕様もある。さて、どっちを選んでどんなオリジナルキャンパーに仕上げようか。
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