スタイリストの梶 雄太さんが仕事と休日をつなぐ着回しアイテム&その好例スタイルを提案!実践してくれたのはアートディレクターの山岡重信さんだ。
「人と会ってシビアな話をするときは、インナーに襟付きのシャツを合わせたり、クリーンな色みでまとめ、清潔感をアップさせますね。でも基本的に身に着ける服は変わりません」。そう話す山岡さんにぴったりのボーダーレスな服とは。
| アートディレクター 山岡重信さん Age45 アパレル会社やブティックホテルのアートディレクターなどを経て、現在はフリーで活動中。国内外の店の内装や、著名人宅の空間ディレクションなども手掛けている。1児の父。 |
| スタイリスト 梶 雄太さん Age47 ファッション誌、広告、映画など幅広く活動中。性別、世代を越え、ユニークかつオリジナリティ溢れるスタイリングに定評がある。2019年よりサンセサンセのブランドディレクションをスタート。 |
[KeyItem]
「ハイク フォー ユナイテッドアローズ」のコート
M-65タイプのモッズコートを、しなやかな防水透湿素材「パーテックス・シールドエア」仕様にした別注モデル。
驚くほど軽量で、汗をかいても湿気を速やかに外へと逃してくれるから、重ね着が多くなるこれからの季節に最適。
[Work day]
人に会う際の仕事着は、クリーンさと軽さを意識
「仕事で人に会うときは、インナーに白シャツを着ることが多いです」。愛用のショルダーバッグに荷物を最小限にして、軽装を貫く。
「コートはずっしりボリュームのあるメルトンなどではなく、さらっと羽織れる薄手の機能素材が好み」。裾のドローコードを絞って、適度にシャープに見せるのもポイントのようだ。
[Day off]
ラフなスタイルにコートを羽織って思索にふける
休日は公園を歩きながら、仕事のアイデアを練ることもしばしば。「家の近所は、締めつけのないゆったりデニムとスニーカーで出歩くことがほとんどです」。
肌寒い日はボアフリースをインナーに、コートをざっくり羽織る。軽量コートは、思索にふけるときの大切な相棒でもある。
山本雄生=写真(人物) 作木正之介=写真(静物) 梶 雄太=スタイリング 竹井 温(&’management)=ヘアメイク 長谷川茂雄=文