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2021.10.23

旧型ディフェンダー好きの大富豪が本気で作った「グレナディア」のスペック解説

2016年に名車「ディフェンダー」の生産が終了した際、大いに落胆した人も多いだろう。
イギリスの大手石油化学メーカー「イネオス」の会長、ジム・ラトクリフ氏もそのひとり。ただラトクリフ氏のその後の行動は、普通の人とは違った。
グレナディア
グレナディア。ホイールサイズは17インチと18インチがあり、スチールホイールが標準。ブリヂストンの特注オールテレインタイヤを履く。オプションでより高性能なBFグッドリッチのオールテレインもある。
ご存知の通り、2世代目となる現行型ディフェンダーの発売が2019年に発表されるのだが、ラトクリフ氏はそれよりも前の2017年2月に「ディフェンダーに代わる本格派オフローダーを作る!」と宣言したのだ。
そして今年、写真の「グレナディア」が完成した。
ラトクリフ氏は宣言とともに子会社「イネオス・オートモティブ」を設立。CEOに、フォードやフォルクスワーゲン、ベントレー、ジャガー・ランドローバーなどで腕を鳴らしたダーク・ハイルマン氏を据えた。
ルーフの荷物を固定するためのバーがルーフ横に用意されている。背面ドアは30/70の分割式で、小さいドアだけを開けての出し入れが可能。
またパートナーとして、マグナシュタイヤー社を招聘。同社といえば、かつてメルセデス・ベンツとゲレンデヴァーゲンを作り、今では世界中の自動車メーカーと車を開発。最近ではソニーの電気自動車を手掛けたことで有名だ。
そもそもラトクリフ氏は一代でイネオス社をイギリス屈指の石油化学メーカーにまで成長させた人物。最近では石油メジャーの一角、イギリスBP社から石油化学部門を買収したことが話題となった。総資産約3兆円とも言われる、イギリスの大富豪だ。
ドアはヒンジむき出し。積載量は最大1トンまで、3.5トンの牽引力を備えている。下り坂でステアリング操作に集中できるヒルディセントアシスト機能など、オフロード走行に便利な機能も備わる。


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