■シボレー シルバラードZR2
ビッグ3最後の一角、シボレーのシルバラードもついに2022年、ゴツいピックアップ「シルバラードZR2」を販売すると発表した。
弟分であるコロラドには既にZR2モデルが販売されているが、いよいよ本丸のフルサイズピックアップでも、ということのようだ。
シルバラードZR2も専用の足回りを備え、オフロードレースでその性能を実証。最高出力420ps/最大トルク460lb-ft(約623N・m)を発揮する6.2Lエンジンを搭載し、10速ATが組み合わさる。
オフロードレースからのフィードバックにより、バンパーは石などで壊れた際に、簡単に取り替えられるようになっている。また排気口もリアバンパーより引っ込めることで、オフロード走行によるダメージの軽減が図られた。
そのほかライバルのF-150ラプター同様、岩場の走行時にアクセルペダルだけで前進・停止ができるオフロード走行モードを備えている。
現時点ではまだこれ以上の詳細は発表されていないが、ノーマルのシルバラード同様のインテリアや、ハンズフリー機能を含めた先進安全運転機能、快適機能などを装備すると思われる。
このようにアメリカでは今、低めのスポーツクーペよりも、岩山も砂漠も走れるゴツいスポーツピックアップが人気のよう。
「そんな道走らない」とか「デカすぎる」じゃなくて、このロマンとワクワクを、Don’t think! Feel。
籠島康弘=文