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■ラム ラム1500 TRX

ラム ラム1500 TRX
ラム1500 TRX。同社自ら「仕立ての良いタキシードを着た総合格闘技ファイター」と評するエクステリアデザイン。走行モードはオンロード用に5種類、オフロード用に3種類用意されている。
ビッグ3の一角であるラムからも、ついに今年ゴツいピックアップがデビュー。F-150ラプターを追撃すべく、2021年モデルのラム1500に「TRX」なるモデルが追加された。
砂漠のオフロードレーシングマシンを参考に新開発された専用の足回りを装備したり、35インチのマッドテレインタイヤをベース車に押し込むために、前輪の車軸を20mm移動させるなど、かなりの熱の入れようだ。
渡河深度は32インチ(約813mm)。ジャンプ検知機能があり、ジャンプしていると車が検知すると、着地後すぐに最適なパフォーマンスが発揮できるようエンジンの回転数等さまざまな機能が調整される。
さらにアリゾナの灼熱の砂漠から、ミネソタ北部の極寒地、コロラドの海抜数千メートルの高地まで、アメリカの過酷な自然下での走行テストを繰り返し、同社最強のピックアップトラックを作りあげた。
インテリアはクロス&ビニール、レザー&スエード、レッド&カーボンファイバーアクセント付きのレザー&スエード(写真)の3種類から選べる。もちろん12インチタッチスクリーンや高級オーディオシステムが備わる。
エンジンはライバルより強力な、最高出力702ps/最大トルク650lb-ft(約881N・m)を発揮するV8 6.2Lエンジンを採用。
さらに砂埃をエンジンが吸い込まないよう新開発された吸気システムを備え、これに8速ATが組み合わされた。
通常のラム1500(写真)に対して2インチ(約5cm)車高が上げられ、ボディ幅は8インチ(約20cm)拡幅されている。
0-60マイル/h(約97km/h)加速は4.5秒で、ステアリングにはパドルシフトまで備えるなど、ピックアップトラックというより、こりゃもう砂漠のスポーツカーだ。


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