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謎② アパホテルから直帰ではなく、わざわざ羽田空港に戻される

しかも陰性になってもホテル解散とはならない。なぜかフリダシの羽田空港に戻されるのだ。同行者の自宅は横浜。すぐそこなのに……。
羽田空港に戻るバスの中で同行者と「きっと空港に戻ってからもまた手続きがあるだろうから、自宅に帰るまでに時間かかりそう」などと言っていたのだが……。
羽田に到着すると「ご自分のスーツケースをお持ちになって、気をつけてお帰りください〜」とまさかの即解散
電車やタクシーなど公共交通機関の使用は禁止されているため、予約したハイヤーで帰宅することに。ちなみに公共交通機関は使えないが、トイレだって行きたい放題だし、ハイヤーを待つ場所も自由……。なんで羽田空港に戻されたんだろう? という謎は深まるばかり。
ハイヤー代は東京23区で1万2000円。横浜の同行者は2万5000円ほどかかったという。これ、成田空港だったらいくらかかったんだろう……。
羽田便は割高なイメージだけれど、ハイヤー代や移動の時間を考えたら、羽田空港を選ぶのが正解な気がする。

 

自主隔離中はアプリで所在チェック

さて、自宅に戻ってからは、アプリでの所在確認となる。

毎日14時頃までに体調に変化がないかを報告。抜き打ちでかかってくるAI電話への応答と、所在確認のプッシュ通知に答えればいい。お風呂に入っていたり、掃除機をかけていて気づかないぐらいなら問題なし。
ただ、やっぱり14日間は長かった……
意外と行けるものだと思った海外出張だが、やっぱり最大のハードルは最後の隔離期間だった。新規感染者数が増えなければ緩和される方向とも言われている水際対策。ストレスなく海外に行けるのもあと少しかもしれない。
「コロナ禍渡航記」
コロナ禍渡航記●コロナ禍における海外出張を体験したライター林田のリアルレポ。事前情報は乏しく、予想外のアクシデントにも見舞われた手探り出張の様子を余すことなくお伝えする。
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林田順子=文


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