“証明書”提出シーン②
ホテルのチェックイン時
夜11時過ぎ。ようやくシャモニーのホテルに到着。フロントでチェックインをお願いすると、ここでも早速、衛生パスの提示を求められる。
こちらももう慣れたものである。
このホテルでは
衛生パスの確認済みの証として、緑のリストバンドを腕に付けることになっている。
これがあればレストランもスパも、衛生パスの提示なしで楽しむことができる。
まずは乾杯しようとホテルのバーに行くとそこにはクライアントのグローバルチームが。「よく来たね!」と握手、そして乾杯。
ノーマスクで盛り上がる人、別れ際にハグをする人……日本との違いにカルチャーショックの連続。無防備すぎてちょっと怖いぞ……。
「日本のコロナ対策はどんな感じ?」と聞かれ、「とりあえず帰国したら14日間の隔離生活。しかも最初の3日間はホテルから出られない」と伝えたところドン引きされる。そりゃ、私たちだって嫌だよ……。
翌朝。まずは街へ繰り出し、朝食を食べることにする。
見つけたのはテラス席のある広々としたレストラン。しかもガラガラ。ここなら安心だ。そう思って入ったところ、ここでも衛生パスの提示を求められる。
「え? こんなにお客さんいないのに? 屋外なのに?」。
念のために持ち歩いていてて良かったよ……。
その後も屋外で飲むためのビールを買おうと入ったバルでさえも提示を求められるなど、フランスで衛生パスは必須。
これからの旅は、フランスに限らずパスポートと衛生パスがスタンダードになるのだろう。
ただし、シャモニー名物のゴンドラに乗ったが、こちらは衛生パス不要。
そして満員電車並みに詰め込まれる。これはさすがに怖かった。
結局安心材料は、「衛生パス/ソーシャルディスタンス/マスク」の3つだなと実感。
衛生パスの提示については、最初のうちは「いちいち面倒くさい」と思っていたのだが、これさえクリアすればお酒は飲めるし、大勢で食事をしてもいいし、むしろアリ。
初日の夜は怖さを感じたけれど、
周りにいるのはワクチン接種済みか陰性の人ばかりと考えたときの安心感は想像以上だった!
もちろん陰性だろうが、ワクチンを打っていようが感染リスクはあるのだが、街行く人も思っていたよりもきちんとマスクをしているし、状況の分からない人々で混雑する日本のほうが、考え方によっては怖いのかもしれない。
4/4