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2021.10.17

愛犬とのキャンピングカー生活は「メリットしかない」。そう断言する深い理由

「キャンピングカーのリアル」とは……
今回ご登場いただくのオーナーは鈴木義人さん夫妻。愛犬とともに日本中を縦横無尽に駆け回るふたりのライフスタイルから垣間見える、キャンピングカーライフのリアルとは。
鈴木義人さん●某アウトドア、アパレル系の会社社長を経て、現在はフードブランド「UMAMI SPICE COMPANY」を中心に、ブランド運営やデザイン、コンサルティング業などを幅広く手掛ける。奥様の美樹さんは元プロスノーボーダー。愛車はキャンピングカーの「クレソンボヤージュ エボライト Type X」(2019年式)とジープ「ラングラー」。

大切なのは、“いつか”ではなく「今」

キャンピングカーを購入したきっかけは、7年前に鈴木家にやってきたレンくん。犬を飼うと旅のスタイルが変わるというが、鈴木夫妻も同様だった。

「最初の頃は飛行機を使う国内旅行にも一緒に連れていきました。でも、やはりチェックインのときから心配になってしまって……。ケージを預けただけでギャン泣きでしたし、雷でさえ怯えて吠えるのに、飛行機のエンジン音が轟く中にいるのは、かなりのストレスだろうと思って」と義人さん。
以降、車を使っての移動が多くなったのは自然の流れだった。
そして決定的だったのは、一昨年にレンくんが病気になってしまったことだと美樹さんは言う。
「蛋白漏出性腸症という難病になってしまったんです。いつかはキャンピングカーでのんびり旅をしたいねと言っていたんですけれど、レンが若いうちに、私たちの体が動くうちに、レンといろんな場所へ行ってたくさん遊ぼうと。そうなるとリタイア後ではなく、今だよねとふたりで話しました」。

鈴木さんはもともと公私で海に行くことが多く、ビーチサイドにテントを設営し、泊まりながらサーフィンを楽しむサーフキャンプも何度となく経験してきた。
一方の美樹さんは元プロスノーボーダー。ふたりともアウトドアで過ごす気持ち良さやキャンプの楽しさをよく知っていて、キャンピングカーに関しても、知人のサーファーやスノーボーダーたちが愛用していたことから身近な存在だった。

そんなふたりが「やがて来る“いつか”ではなく、今だ」と決心し、足を運んだのはキャンピングカーの製造販売を行う「ナッツ」の埼玉店。目にとまったのはロングセラーの「クレソンボヤージュ エボライト Type X」だった。


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