「キャンプ通ソムリエたちが選ぶ激旨ワイン」とは……飲んで旨いのはもちろん、料理やデザートに活用すればキャンプ飯がグッとレベルアップし、しかもワインとの相性も一層抜群になる──そんな一石二鳥の絶品ワインがある。
教えてくれたワイン通たち | 堀澤和弘さん フランスでのワイナリー従事などを経て、「ムーラ」にて輸入、販売、営業を担当するバイヤー兼マルチソムリエ。夏でも冬でも時間があればリュックひとつでソロキャンへ。 | | 南雲昌高さん ポルトガルワイン専門の輸入、卸、小売業を営む「72シーズンズ」代表取締役。自社畑でワインに合う野菜を育てる野菜ソムリエプロの一面も。群馬県嬬恋村で「百年小屋キャンプ場」も経営。 |
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「高級フレンチのようなソースも出来るんです」(堀澤さん推薦)
醸造中にアルコールを添加する酒精強化ワインにカテゴライズされるポートワイン。
「凝縮したベリージャムのような果実味、アルコールにのって長く続くバランスの良い甘みと酸味が味わえます。焚き火を囲みながら、上等なポートワインを楽しむチルタイムは格別。
このワインにバターとコンソメを加えれば、フレンチの定番ポートソースが完成。これをローストした牛肉にかければ、バーベキューが一気に高級フレンチになりますよ!」。
バルサミコ酢とブレンドしても濃厚で甘みのあるソースができるそうで、こちらも肉料理にぴったりだ。
「甘〜く濃ゆ〜い味だけどしつこくない類稀な一本!」(南雲さん推薦)
南雲さんイチ押しも酒精強化ワイン。ポルトガルの土着品種である「モスカテル・ガレコ」100%の極甘口だ。
「10年熟成のこちらは、粘性を感じる濃厚な口当たりと、凝縮された甘味が素晴らしい。しかも甘さがしつこくない」。
ドライフルーツ、キャラメル、蜂蜜、ナッツ、焦がしバターを思わせる甘味と香ばしさの中に、しっかりと酸味があることで引き締まった味わいに。
「500mlと小さなボトルなので、キャンプのお供にも最適です。コーヒーに入れる砂糖の代わりにこれを垂らすと香りがとても上品になって、心も体も温まります。抜栓後2カ月ほど変化し続ける味わいを楽しむのも◎」。
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