キャンプで大活躍。ソムリエ推薦“3000円以内のスパークリングワイン”3選

最初の乾杯は、やっぱりシュワッ！としたもので喉を潤したい。とはいえ、スパークリングワインは時間が経つと炭酸が抜けたり、温くなると味がぼやけるのが悩みの種。
ところが、そんな心配ご無用のスパークリングがあるというのだ。しかも、お値段はすべて3000円以下。プロが太鼓判を押す顔ぶれの中には、なんと1000円台のものも。ちょ、はよ教えてくれい！

教えてくれたワイン通たち 木水晶子さん 「清澄白河フジマル醸造所」醸造長。東京江東区にあるワイナリーで、契約農家のぶどうの個性を大切にしたワインづくりを行う。愛車の95年式パジェロミニ（通称パー子）と最低限の装備で素朴なキャンプを楽しむ。 南雲昌高さん ポルトガルワイン専門の輸入、卸、小売業を営む「72シーズンズ」代表取締役。自社畑でワインに合う野菜を育てる野菜ソムリエプロの一面も。群馬県嬬恋村で「百年小屋キャンプ場」も経営。 堀澤和弘さん フランスでのワイナリー従事などを経て、「ムーラ」にて輸入、販売、営業を担当するバイヤー兼マルチソムリエ。夏でも冬でも時間があればリュックひとつでソロキャンへ。

 

「温くても、泡が抜けても美味しい1本！」（木水さん推薦）

りんごや和栗のような香りと、きめ細やかな泡がとっても爽やか。ワインに残った糖分と野生酵母で瓶内2次発酵させているため、このスパークリングワイン、結構澱が残っている。
だが、木水さんは「澱を混ぜずに薄濁りでフルーティに飲んでもいいし、澱を混ぜてぽってり飲んでもいい。味わいの変化を楽しみながら飲むのが好きですね」という。
「リーズナブルなスパークリングワインは冷やしてこそ美味しいものが多いのですが、このワインは温度をあまり気にせず楽しめます。泡が多少抜けても美味しいのが頼もしい」。
クーラーボックスから出してキンキンに冷えた状態もよし、テーブルに置いたままでちょっと温くなってきたところもよし。
「注ぐたびに違う味わいを楽しませてくれるのが、アウトドア向きな理由です」。