OCEANS

SHARE

1960〜70年代の稀少なグランドセイコーが保証付きで買える

ひと言で「グランドセイコー ファイン ビンテージウオッチ」を説明するなら“1960~1970年代に製造されていたグランドセイコーを厳選し、販売するサービス”だ。
ショーケースに並ぶ時計はすべて、グランドセイコーの修理部門でオーバーホールが行われている。
思わずため息が漏れるほどの稀少なモデルの数々。
立ち上げの経緯について、フロアマネージャーの神野重紀さんに話を伺った。
「いつの時代もグランドセイコーが世界最高峰の腕時計を手掛けていることを知ってほしい。また、当時の時計を所有して眺めるだけでなく、現代の時計と同じように使ってほしい。そんな想いからビンテージウオッチを取り扱うことになりました。
私たちはビンテージ専門店とはスタンスが違います。だから、マニアックなコレクターの方だけではなく、グランドセイコーに興味があるすべての人に興味を持っていただきたいんです」
高精度の10振動手巻きムーブメントを搭載した薄型のケースが特徴の「45GS」は1968年に発表された(写真右)。発売当時、月差±1分以内と驚異的な精度で時計業界を震撼させた「61GS V.F.A.」は稀少性も高い(写真左)。
半世紀以上前に作られた機械式時計が、今もなお現役で活躍できるという事実。それこそが、腕時計の本質を極めたグランドセイコーの真価だろう。
「ビンテージの時計は現存する個体数が限られるため、次に同じモデル、しかも同じ価格帯で入手できる保証はありません。
先日、大変人気がある1960年のファーストモデルが入荷した途端に売れてしまったのですが、同じモデルでもディテールが異なる場合があるので、まったく同じモノを探すとなると、そう簡単にはいきません。コンディションについても同様です。我々が販売したいと思える良質な個体と出合える機会はとても少ないですね」
壁に飾られている初代グランドセイコーJ14070(非売品)。
ただでさえ見つけることが難しいグランドセイコーの良質なビンテージ。そんな稀少な時計との出合いを提供してくれるのが、このサービスの醍醐味なのである。


3/3

次の記事を読み込んでいます。