世界で最も有名なクロノグラフのひとつ、ロレックスの「コスモグラフ デイトナ」。
ロレックスの世界的な人気を支え続けるクロノグラフ ウォッチの栄光の軌跡を辿る。
スタートはフロリダのサーキット
ロレックスの数あるプロフェッショナルウォッチのなかでも、コスモグラフ デイトナは逸話に事欠かない。
創立者ハンス・ウイルスドルフ没後の1963年。ロレックスは1950年代初め、フロリダにあるデイトナ・インターナショナル・スピードウェイの公式タイムピースとなり、その後すぐに、このレーストラックとの関係を強調するため「デイトナ」と名付けたクロノグラフを発表した。
古典的な複雑機構のひとつ、クロノグラフの開発・製造は、あらゆる時計メーカーにとって容易ではなく、ロレックスにとっても例外ではなかった。
それゆえ、コスモグラフ デイトナの足跡を追いかけると、ロレックスの歴史において、このモデルがいかに重要な存在であるかが見えてくる。
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