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2021.08.29

最先端でレトロなeバイク発見! 旧車好きには特に勧めたい2台

電動アシストや自走機能を備えたeバイクは、今まさにさまざまなスタイルで急速に進化している最先端の乗り物。
なかには“未来感”だけでなく、旧車好きにも刺さりまくる、レトロなeバイクも登場しているのだ。

■最先端技術で実現したカフェレーサーなeバイク

クラウンクルーザー モータース クラウンクルーザー
「クラウンクルーザー 」。写真はブリティッシュ・レーシング・グリーンのラッピングパッケージ。

クラウンクルーザー モータース クラウンクルーザー

Z形のフォルムが印象的な「クラウンクルーザー(Crown Cruiser)」。イギリスの新興メーカー、クラウンクルーザー モータースが開発したeバイクだ。
この「Z」を可能にしたのは、カーボンファイバー製のモノコックフレーム。F1マシンも手掛ける素材メーカーとともに開発されたもので、スチールの61倍の強度をもち、アルミより40%も軽い。
1960年代のイギリスで活躍したレースマシンや、そこから派生したカフェレーサーを思わせるようなフォルムを、宇宙船にも用いられる最先端素材で実現したというわけだ。
ホイールはスポークが基本だが、写真の後輪ようにリムカバーを選ぶこともできる。リムの色も選択可能だ。
そんなハイテクフレームには5色のベースカラーのほかに3種類のラッピングセットも用意されていて、好みの見た目にカスタムできる。
最高時速は31マイル(約50km/h)。時速15.5km/hで最大100マイル(約161km)まで走ることが可能だ。
また、スマートフォンをBluetoothで接続すると、そこに速度やGPS位置情報を表示。センサーによってライダーを認識する高度な盗難防止装置も備えられ、ジャイロセンサーが衝撃や転倒を検知すると緊急連絡先に位置情報が送信されるなど、フレーム以外も最先端の技術が盛り込まれている。
フロントにロックアウトやダンピングコントロールが可能な 衝撃吸収装置を装備。地形に合わせてセッティングをカスタマイズできる。
開発に当たって航空宇宙産業やサステイナブルなエネルギー産業、モータースポーツ産業の専門家たちの意見を採り入れたというハイテクの塊。
毎日の通勤はもちろん、ビーチでのクルージングにも、アウトドアでのライディングにも対応するように製作したという。
バッテリーを含んだ状態で重量は25kg。軽いのでこんなことも簡単だ。
バッテリーは本体から取り外し可能。スペアのバッテリーを持っていけば、旅先で電池切れになっても安心だ。
既に現地のクラウドファンディングで2000万円以上を集め、政府系ファンドからも支援が決まっている将来有望なクラウンクルーザー。先物買いするなら、今かもしれない。


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