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⑤「テイクアンドサンズ」のベスト

6万3800円/テイクアンドサンズ info@takeandsons.com
山沢さんイチオシのベストは、縫製工場の職人と二人三脚で作り上げた自信作だ。
「一見バックパックですが実はフロントはベストになっており、収納力があるのでさまざまな用途で使えます。
私はキャンプや渓流釣りはもとより、そのファッション性の高さから街着としてもよく着用しています。経年変化によって味わいが増すのもこのベストの魅力です」。

前身頃が取り外せる仕様で、バックパック単体として使うことも可能。ストラップや背面にパッドがインストールされているので、背負い心地も良し。テイクアンドサンズの真骨頂とも呼べる、繊細な服作りとワイルドさが詰め込まれた一着だ。
推薦人
テイクアンドサンズ デザイナー 山沢岳史さん
キャンプ歴35年。少年時代のボーイスカウトで自然に魅せられ、今では自然にマッチするヘビーデューティーな服を作ることがライフワークに。時間を見つけては愛車のディフェンダーを駆って山へ行き、夏はテンカラ、冬は狩猟を嗜む。
 

⑥「オールドタウン」のカヌー

生産終了品。参考価格25万円より。
菊池さん太鼓判のアイテムは、キャンプツーリング用に開発されたカヌーだ。
「ロイヤレックス素材のオールドタウンは製造中止になり、プレミアがついてどんどん高くなってますが、このカヌーで得られる楽しみはプライスレス。50万円出しても買って損はないかも。これからも価値が増すばかりなので、思い立ったらいつでも買い時ですよ(笑)」。
現在主流となっている3層ポリエチレン製のカヌーと比べ、強度、耐久性、メンテナンス性などで優れた点が多く、しかも軽い。そして菊池さんの心を惹き付けるのは、得も言われぬその佇まいだ。
「冒険心を持ち続ける大人にとっては、お金という天秤では測れない満足感が得られる銘品です」。
推薦人
ディッセンバー代表 菊池大二郎さん(47歳)
キャンプ歴40年。山形と目黒に店を構える名店「ディッセンバー」を経営。レトロなアウトドアギアのセレクトセンス、コットンやウッド、メタルを使ったローテクなオリジナルギアに定評あり。
 

⑦「マウンテンマウンテン」のランタンハンガー

2万3100円/マウンテンマウンテン(パーヴェイヤーズ 0277-32-3446 )
最後はパーヴェイヤーズの小林さんのオススメギア。
「地面に杭を打ち付けて立てるタイプのアイアン製のランタンハンガーです。 まるで下弦の月のような美しい流線型は⻑年にわたるアイアンベンディングの技術の賜物で、すべて職人の手によって仕上げられています。 また、レザー部分も革職人が一つ一つヌメ革を縫い付けたもの。鉄には錆が浮き、レザーが飴色になってきたらこのスタイルが完成します」。
手間を考えれば価格は確かに抑えめ。クラシックかつシンプルなデザインで飽きのこない、いや、むしろ経年変化に夢中になってしまいそうな逸品だ。
推薦人
パーク代表 小林宏明さん(40歳)
キャンプ歴20年くらい。趣味である旅行やアウトドアの経験を生かし、2017年に群馬県桐生市に旅のコンセプトショップ「パーヴェイヤーズ」をオープン。2021年には、ブルワリー&カフェレストランも併設。
 

日常生活にはない体験を求めてキャンプに行くのだから、道具を計る物差しは快適・便利という観点だけではない。つまりキャンプ道具選びは、自己満足というところに落ち着くのではないだろうか。
自分が気に入った道具と過ごす喜びをぜひ味わってみてほしい。
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鈴木純平=取材・文


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