④スウェーデン軍のライト
オーシャンズウェブ編集長の原が紹介するのは、上野の老舗ミリタリーショップ「中田商店」で購入したライト。
フロントのつまみを上げると照射面にフィルターがかかる仕様で、かつては仲間同士の識別や発光信号としても使われていたものだ。
「裏面には、ジャケットのボタンにひっかけられるベルトがあり、この穴をタープポールの先端にひっかけて、自分のサイトの目印として使っています。子供がフィルターで遊んだり、雰囲気を出すというエンタメの意味では1200円以上の満足感。
光量も少ないですが、LEDのきつい光源ではないの点も気に入っています」。
| 推薦人 オーシャンズウェブ 編集長 原 亮太(42歳) キャンプ歴6年。息子の教育にも良いかと始めたキャンプ。バリバリのファッション街道を歩んできたが、少しずつアウトドア志向になり、最近ではステイホームを充実させるべく庭の家庭菜園にも熱を上げている。 |
⑤「シエラクラブ」のシェラカップ
シエラクラブとは、アメリカにある自然保護団体のことで、シェラカップの元祖と言われている。
「シェラカップは唯一無二の存在。何枚あってもジャマにならないし、ドリンクカップとしてだけでなく取り分け皿や調理器具としても使える完璧なデザインです。
今やシエラクラブのカップはオークションなどでしか手に入らず、ひとつ1万円以上で取引されていますが、僕が購入した当時は1000円もしなかったと記憶しています。その完成されたデザインと稀少性に心が惹かれますね」と、編集者の野上さん。
昔は店のオープンやブランドデビューの記念品に、刻印入りのシェラカップがノベルティとして配られたそうで、オリジナル以外にも数えきれないほど所有しているそう。
| 推薦人 シエスタプラネット代表/クリエイター 野上真一さん(54歳) 90年代に人気を博した雑誌「アウトドアイクイップメント」編集長就任以降、アウトドアライフスタイル誌「HUNT」創刊など編集長職を歴任。また60カ国以上でサー フ&キャンプを実践。日々、波乗りに勤しみ自由な暮らしを送る。 |
⑥「ソト」のスライドガスマッチ
キャンプ以外にもサーフィンやスケートボード、釣りなど、さまざまな外遊びをライフワークとするモデルの春日潤也さんはガスマッチをセレクト。
「一度使うと手放せないのがソトのガスライター。火口が伸びる設計で火傷しにくく、サイズも小さく収納できるのも最高。着火はコイツにお任せです!」。
燃料はカセットガスから補充できるタイプで、エコロジーかつエコノミカル。自然を愛するからこそ、我々も使い捨てじゃないライターを使いたい。
| 推薦人 モデル 春日潤也さん(38歳) キャンプ歴約10年。ファッション雑誌を中心にモデルとして活動し、CMや広告にも多数出演。東京で活躍する傍ら、地元である島根県を行き来し、二拠点生活を実践中。スケートボードや自転車にサーフィン、釣りなど趣味も幅広い。 |
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何を使うかも重要だけど、どう使うかを考えることも同様に重要。1500円以下でキャンプの質を向上させられる事がわかったなら、早速アウトドアショップの小物コーナーや雑貨屋を物色しに行こう。
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