OCEANS

SHARE

「1954 501®」
実は嬉しいジップフライ

「1954 501®」3万800円、Tシャツ9240円/ともにリーバイス® ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)
501®の誕生以降も、リーバイス®の販路はなおアメリカ西部が中心だった。さらなる販売領域の拡大を目指したのが1950年代中頃で、当時、まだまだリーバイス®のジーンズを知らない人は大勢いた。
 
東海岸への進出を目指してジッパーフライを初採用したのが「1954 501®」だった。
そこで馴染みやすさを追求し、1954年にはそれまでのボタンフライからジッパーフライを採用した501®を製作。これを引っさげて東海岸への進出も果たし、その後もさらに改良を重ねてリーバイス®のジーンズはますます親しまれてゆく。
「1954 501®」は、歴代の「501®」の中では最も細身のシルエットのひとつ。
藤原さんもまた、「1954 501®」はリーバイス史においてもターニングポイントになったジーンズだと見ているようだ。
「それ以前から701というモデルにジッパーフライを採用していましたが、501®に起用したのは1954年が初。ボタンフライにこだわる人も多いですが、結果的にジッパーフライが501®の人気を決定づけたのも事実です。しかも、はくとやっぱり楽ですからね(笑)僕もよくジッパーフライの505™などをはいています」。
左右非対称になったアーキュエイトステッチも「1954 501®」の特徴。
こちらの復刻作は、当時の趣を意識して12.3オンスのセルビッジデニムを起用。アーキュエイトステッチが左右非対称になっているのも「1954 501®」の特徴だ。
もちろん、隠しリベット、片面タグ、ツーホースのレザーパッチ、501®を愛する者たちにとっては欠かすことのできないディテールも健在である。
色味を落とし切らず、ほどほどのインディゴブルーを残したリアルさにも注目したい。
「1954 501®」の詳細はこちら 
3/3

次の記事を読み込んでいます。