③「バンドック」のフォールディング ジャグ
キャンプにまつわるさまざまな情報を発信する日本最大級のアウトドアWEBマガジン「キャンプハック」の編集長である松田さん。
四六時中キャンプギアをチェックしている編集長が選んだ、超コスパのアイテムがこのウォータージャグだ。
「キャンプハックのYouTubeチャンネルで担当者が紹介していたのを見て、思わず購入しました。安いうえに見た目も良く、収納にも困らないので重宝しています。ジャグは絶対に必要というアイテムではないからこそ、1000円以下で買えたのが良かったです。保冷機能はありませんが自分にはこれがちょうどいいんです」。
炊飯時や手が汚れたときなど、近くにあると意外と出番の多いウォータージャグ。折りたためば、マルチケースやバッグの隙間にこっそり忍ばせておくことができる。
| 推薦人 キャンプハック編集長 松田隆史さん(32歳) キャンプ歴8年。2016年に編集部に入って以来、仕事でもプライベートでもキャンプ漬けの毎日を送る。最近フレックスでハイエースをリノベーションした「リノカ」を購入。その勢いで自宅も改装した。 |
④「グリーンモーション」のエコキッチンクリーナー
キャンプでは、大自然の中へ人間がお邪魔するからこそ、できるだけ“エコ”目線のアイテム選びを心掛けたい。
「ほとんどが植物由来成分でありながら強力に油分を分解してくれるキッチンクリーナーです。 排水の先が自然の中というキャンプ場もあるので、洗剤を使わずに環境に優しい洗剤を常備することをおすすめします」と長田孝洋さん。
洗浄成分である界面活性剤をわずか1%に抑え、そこに香り成分をプラス。残りの98%以上は水という環境想いなクリーナー。洗剤代わりにこれを吹きかけ、あとは汚れをこすって水で流すのみという手軽さもいい。
自然由来のモノはどうしても高くなりがちだが、良心的な価格で購入できるのもポイント。
| 推薦人 スタンダードポイント代表 長田孝洋さん(42歳) キャンプ歴15年。富士五湖周辺の人気アウトドアショップ「スタンダードポイント」では、キャンパー目線でセレクトした定番アイテムから、ガレージブランドの新作、ビンテージまで幅広く販売。独自の審美眼が光る。 |
⑤「エバニュー」の2ケ入玉子ケース
キャンプシーンで食べるたまご料理は格別だが、持参するには障壁が多い。「ディッセンバー」の代表である菊池大二郎さんは、そんなときにぴったりのアイテムをチョイス。
「たまご好きにとっては最高の運搬用ケースです。M、Sサイズのたまごが2つ入ります。これなしでキャンプやハイキングにたまごを持って行ったら大惨事が起こるので(笑)。
しかも、茹でたまごにしたければケースごとお湯に入れて引き上げればOK! キャンプでは水が貴重ですが、これならお湯の有効活用もできちゃいます。レトロなデザインも気に入ってます」。
| 推薦人 ディッセンバー 代表 菊池大二郎さん(47歳) キャンプ歴40年。山形と目黒に店を構える名店「ディッセンバー」を経営。レトロなアウトドアギアのセレクトセンス、コットンやウッド、メタルを使ったローテクなオリジナルギアに定評あり。 |
⑥ 「ベルモント」の抗菌バタフライ カッティングボード
オーシャンズウェブ編集長の原は、キャンパーにありがちな“まな板あるある”から、このカッティングボートに行き着いた。
「まな板って絶対に使うけど、収納しにくくて持って行くとなると意外と大変。それで薄手のものなら良いだろうと、以前は100円ショップのペラペラのものを使っていたんですが、結局幅があるから丸めて収納することになって、いざ使うときに歪んじゃって使いにくかったんです。
そして出合ったのがこの折りたたみ式。考えてみるとまな板って縦幅はいらなくて、横幅だけあれば良いんですよ。これならコンパクトに二つ折りできて収納にも困りません」。
5mm刻みで40cmまで測れる便利なメモリ付きで、釣った魚を調理するときにも活躍しそう。フィッシングベストのポケットに収まるサイズ感もうれしい。
| 推薦人 オーシャンズウェブ編集長 原 亮太(42歳) キャンプ歴6年。息子の教育にも良いかと始めたキャンプ。バリバリのファッション街道を歩んできたが、少しずつアウトドア志向になり、最近ではステイホームを充実させるべく庭の家庭菜園にも熱を上げている。 |
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こうやってみると、キッチングッズといえど細かいところにこそキャンパーとしての個性が反映されている気がする。小さなこだわりグッズをゲットして、自分スタイルを表現しよう!
鈴木純平=取材・文