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2021.08.10

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最低1700万円、最高2億円のペンをモンブランが作るワケ。広報さんの回答は?

今年の2月、モンブランが手掛けた約2億円の万年筆を紹介したのを覚えているだろうか?
職人の手腕が光る繊細かつ圧倒的なクオリティを誇る“書く宝石”。「欲しい!」とは言わない(言えない)けれど実物をこの目で見てみたい……と思っていたら、なんと今、新作が日本に上陸中なのだ。
インドにある世界遺産、タージ・マハルをテーマにした「ハイアーティストリー タージ・マハル リミテッドエディション1(黒い神話) 」。世界限定1点。2億5740万円(参考価格)/モンブラン(モンブラン銀座本店 03-5568-8881)
見よ、この燦然と輝く万年筆の姿を!
金細工、彫刻、刺繍、そして隙間なく敷き詰められた美しい宝石……。モンブランの職人たちの高精度な技術がこの1本に凝縮されていて、見るほどに引き込まれていく。
この「ハイアーティストリーコレクション」はここ数年、モンブランから毎年登場し、世界を驚かせてきた。どれも歴史上の人物や栄華を誇った王朝、歴史的建造物などをテーマに制作されており、1000万円から2億円を超えるものまで、そのゴージャスな価格にも注目が集まっている。
見どころを広報の久井信吾さんに聞いた。
「文房具という小さなアイテムに、毎回テーマをいかに表現するかが職人とデザイナーの腕の見せどころになっています。大小さまざまな形にカットされた宝石がきっちりとセッティングされているのも、間近で見ると息をのむ美しさです」。
コチラは極地の探検家として名高いロアール・アムンセンを讃えたコレクション。「ハイアーティストリー ロアール・アムンセン リミテッドエディション1(氷)」。世界限定1点。2億2062万8650円(参考価格)/モンブラン(モンブラン銀座本店 03-5568-8881) 
確かによく見ると、小さくカットされたダイヤモンドやサファイアなどが寸分の狂いもなく配置され、美麗な絵柄を形成しているのが分かる。写真でもそのスゴさが伝わってくるのだから、実物はきっと想像以上だろう。それにしても、何故モンブランはこのような宝飾万年筆を作り続けるのだろうか。
「モンブランが世界に誇る万年筆ブランドであるというプライド、そして自分たちが“筆記文化の担い手である”と自負しているからです。また、こうした万年筆は私たちが誇る職人たちが培ってきた技術のアーカイブにもなっているんですよ」。
なるほど、モンブランといえば名実ともに世界最高峰の高級筆記具ブランド。受け継がれてきた伝統と最先端の技術を“カタチ”にして残すことは、次世代へと繋ぐための使命なのかもしれない。
「ハイアーティストリー タージ・マハル リミテッドエディション5」。世界限定5点。6741万4050円(参考価格)/モンブラン(モンブラン銀座本店 03-5568-8881) 
今回、モンブラン銀座本店に集いし「ハイアーティストリーコレクション」はおよそ30点。現在既に来日中で、11月末まで見ることができる。
この機会を逃したら、次はいつ日本に上陸するかわからない、美しすぎる万年筆。職人たちの卓越した技術と心意気がバシバシ伝わってくる芸術品は、一見以上の価値アリと断言できる。
 
[店舗詳細]
モンブラン銀座本店
住所:東京都中央区銀座7-9-11
電話:03-5568-8881
営業:11:00〜19:00
齋藤久美子=文


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