来たキタきた! ランクル誕生から70周年という年に、ついに最新モデルとなる300系トヨタ「ランドクルーザー」の販売がスタートしたのだ。
新型もやっぱり最強
“どこへでも行けて、そして生きて帰ってこれる”というランクル伝統のタフネスはさらに磨きがかかり、歴代から受け継がれたスッキリ&力強いスタイル。
流行のボディとフレーム一体型のモノコック構造ではなく、ボディが凹んでも走り続けられ、修理もしやすい伝統のラダーフレームを継承。
とはいえ先代のキャリーオーバーではなく、イチから開発された新フレームだ。
エンジンは従来のV8から2気筒減ってV6ツインターボに、排気量も4.6Lから3.5Lとコンパクトに変更されたが、最高出力は+99psの415ps、最大トルクは+190N・mの600N・mとパワーアップしている。
この数字だけ見たら、どこのスポーツカーだよ、って思ってしまうレベルだ。
しかも待望のディーゼルエンジン・モデルがカムバック! 70系ワゴンの後継であるランドクルーザープラドには2.8Lのディーゼルターボを積んでいるが、それとも違う3.3Lディーゼルツインターボが用意された。
こちらも最高出力309ps/最大トルク700N・mと破壊力バツグン。これに10速ATが組み合わさる。
駆動方式は副変速機付きのフルタイム4WD。
路面状況に応じて駆動力やサスペンションなどを統合制御してくれるマルチテレインセレクトは、従来の5つから6つのモード(AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCK)に変更された。
さらに、4つのカメラで車両周辺の路面状況を確認できるマルチテレインモニターに、車が現在乗っている路面の状況をリアルタイムのバーチャル映像として確認できる、アンダーフロアビュー機能も備えられた。
さらにセキュリティ機能も大幅アップ。トヨタで初めて指紋認証スタートスイッチが採用された。キーを携帯し、事前に登録された指紋の指でプッシュしないと、エンジンが掛からないのだ。
世界中で窃盗犯に狙われやすいランクルだけに、この機能はオーナーにとって大きな安心材料になるだろう。
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