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ケガなく長く走るために、バランスがちょうどいいシューズ

金岡さんが走り始めたきっかけは、仕事で新鋭のランニングシューズブランド「トポ アスレティック」を担当するようになったことが大きい。
2013年にマサチューセッツで創業、米国ランニングシューズ業界の重鎮・トニー・ポスト氏が新たに立ち上げたブランドだ。
学生時代に陸上競技へと打ち込むものの故障に悩まされたポスト氏は、卒業後にロックポート社を経て、ビブラム ファイブフィンガーズを手掛けるなど、裸足感覚で走れるナチュラルラン系のシューズを全米に広めたキーパーソンでもある。
金岡克宜 
シューズ「ウルトラフライ3」1万9800円/トポ アスレティック、ソックス「ライトクッション ミニクルー」2090円/フィーチャーズ(ともにアルコインターナショナル 06-6563-7346)
「ビブラムファイブフィンガーズのような、裸足のような感覚で走れるランニングシューズの良さは理解しているつもりですが、5本指の足袋のようなタイプのシューズだと、私のような一般ランナーには少しレベルが高いかなと感じます。
その点、このウルトラフライ3は、落としどころの程良いナチュランランニングシューズ。かかと部とつま先部のドロップ差は5mmで、ヒールカップもしっかりした素材で安定性もプラスしてくれます。
ナチュラルランで故障しにくい人間本来の走りを身につけたいと思ったときに、誰でもエントリーできるバランスの良い一足ではないでしょうか。もちろん、自分にもピッタリです」。
金岡克宜 
確かに、裸足ランのフィロソフィーに忠実なシューズは、ドロップ差が0mmで、余計な保護パーツを省いているものも多い。そのようなモデルにいきなりチャレンジすると、皮肉ではあるが逆に故障を誘発しかねないのもまた事実。
「中間色系の小洒落たカラーリングも気に入っています。フィーチャーズのソックスも合わせて、わざわざランニング用と分けるのでなく、普段から履き倒しています」。


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