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理由③「水遊びにも使える汎用性」

フリーランスのアートディレクターで、ランナー兼サーファーである井口 創さんは、水陸両用の定番アイテム、バギーズで海遊びもランもこなしている。

 
 パタゴニア製品をリペアしながら長く使い続けている井口さん。グレーのバギーズもいい具合に色褪せ、愛着がわいているとのこと。
 
「あまりモノを所有しない生活をしているので、ランニングのギアもなるべくシンプルなデザインで着回しできるアイテムがしっくりきます。パタゴニアのショーツはシンプルなデザインのため汎用性が高く、オマケにとびきりタフなので、ランニングだけでなく用途を限定せずに着用できます
デザイン面も昔ながらのアメリカンカジュアルと言いますか、いい意味で洗練されすぎていないユルさが気に入っています」(井口さん)。 
ちなみに、濃いグレーのバギーズも愛用中だ。

 

番外編「アメカジの定番としての、適度な脱力具合」

本筋からいささか外れるので3つの理由には含めてはいないが、アメカジとしての独自の立ち位置も見逃せない。レーシーでガチなショーツではないので、適度なヌケ感があるのだ。
 
ファッション関連のPR会社で代表を務める田村貴之さんも、水遊びだけでなく街着としても着回すほど、パタゴニア党を自認している。

 
「これはリバーショーツというアイテム名だけあって、しっかり速乾、実家の川遊びのときには重宝しますね。丈感もちょうどよく、走るのに邪魔にならない。なんてことないシンプルな黒に、裾にチラッと入るパタゴニアのロゴがいいんですよね。デザイン的に完成されていると思います」(田村さん)。

気負わずサクッとはけるショーツで、普段のランをもっと気軽に、快適に。
 
この夏はパタゴニアのショーツに目を向けてみることを、世のランナー諸君へと真剣にオススメする次第である。
 
「ランニング効果をアゲるギア」とは……
総勢40名のランニングライフを追いかけてきた連載「Running Up-date」。そこで取材をしたリアルランナーが履いていたシューズは? 着ていた服は? 時計は? 何かとアガるランニングギアまとめ。
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礒村真介(100miler)=取材・文


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