それではここで、自宅からキャンプ場まで車で行くことを想定し、現地でキンキンに冷えたビールを飲むための手順を3ステップで紹介しよう! ① 自宅のコンセント(AC100V)で「ACX35G」の予冷を行う。キャンプに持っていく飲食物も自宅の冷蔵庫で冷やしておこう。2~3時間ほどで庫内は冷えるが、安定させるために7~8時間は必要だ。7〜8時間後には氷点下になる。 ② 冷やした飲食物を庫内に入れ、車に移動。車内では、シガーソケット(DC12V)で保冷を行う。 ③ シガーソケットによる保冷で庫内は数度上がってしまうが、現地に到着したら、カセットガスに熱源を切り替え強モードで冷却すれば、小一時間後にはビールはイイ具合に冷えた状態に。テントを立てるなどキャンプの準備をしていればあっという間だ。 容量は31Lで、2Lのペットボトルなら8本、500mlのペットボトルなら30本を収納できる。市販のボトルが収まる設計なのもうれしい。 空の状態でも重量は14キロ、3歳児くらいの重さがあるが、強力な冷却パワーを思えばなんのその!保冷剤や氷を用意する必要もなく、自宅の冷蔵庫のように使えるなんて、本当に便利。キャンプ連泊時などに買い足した常温のドリンクを冷やすことだってできる。 ベテランキャンパーたちにも「ACX35G」愛用者は多く、その冷却パワーを頼りにしているようだ。 ただし、周囲環境温度が30℃を超えると冷却力が低下することもあるので、置き場所を木陰にするなど工夫したい。 ACモードの場合は、冷却スタート時はMAXパワー設定にし、庫内が冷えたら標準パワーの4〜6での冷却を。ガスモードでは、3段階のパワー調整ができる(強モードにて、ガスボンベ1本で24時間連続稼働が目安)。ボタンを押すだけのガス点火で、操作も簡単だ。DC電源の場合は、プラグを電源ソケットに差し込むだけで運転が始まる。場所を選ばずに冷却ができる3-WAY冷蔵庫。一家に一台「ACX35G」があれば、アウトドアだけでなく、リビングや寝室でセカンド冷蔵庫として、また停電や災害時用ギアとしても役に立つことは間違いない。