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考えると、デリカしかなかった

幼い息子を乗せるから、乗り降りの際に隣の車にガツンとぶつける心配のないスライドドアがいい。カローラフィールダーの経験から悪路走破性の高い4WDは必須。轍でも腹を擦らないほどのロードクリアランス性もほしい。

「そうなると、デリカしかありませんでした」。

そこでディーラーへ出掛けるなど検討を始めるが、その中で、中古車ショップで今の車を見つけた。

「相模原の川沿いへキャンプに行きましたけど、岩場を走るのも全然余裕でしたね」。


「新車も検討したんですが、実際に見てみると今のギラつき系の顔より、マイナーチェンジ前の癒やし系の顔のほうが僕は好みだったんです。

それにこの車はヤキマのルーフキャリアとBFグッドリッチのオールテレインタイヤもすでに付いていたし。ああ、もうこれだ!って」。



実はヤキマもBFグッドリッチも、購入後に調べてみたら「なんだ、いいブランドじゃん」と知ったという。

とにかくこの「カッコいい」状態で売られていた、走行距離3万kmちょっとのディーゼルエンジン搭載のデリカは、昨年9月に納車された。



最低地上高はノーマルで200mmと一般的なSUVよりも確保されているのだが「荷物をたくさん積むと車が沈むと思ったので、すぐに近くの車屋さんで少しだけリフトアップしました」。

デリカになってキャンプは月2回ペースまで高まった。キャンプへ出掛ける仲間も増えた。



「SNSでキャンプの様子をアップしていたら『キャンプやるの? じゃあ今度一緒に行こうよ』と誘われるようになったんです。中には10年ぶりに会った友人もいます。

ルーフキャリアに荷物を載せれば、大人6人が乗れますから、知り合いも一緒に乗せてキャンプへも行きやすいんですよね」。

「小さな子供が乗り降りするなら、やっぱりがスライドドアは安心」。


以前は、交友関係も仕事終わりに同僚と飲んで帰る程度だったという山﨑さん。「振り返ると、30代はずっと仕事しかしてなかった気がしますが、デリカが来てからの約1年でホントにガラッと暮らしが変わりましたね」と語る。



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