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2021.07.25

ニュース

50万円超えの自転車と釣竿。“たかが”で片付けられないワケを探る

趣味に没頭する男が口にしがちな「自分だけがわかればいい」的な発言。そりゃ誰もに理解される必要はないが、一歩間違えればただのワガママ男だ。

特に危険なのはギア関係。やたらとアップデートして最強装備を整えても、無駄遣いの烙印を押されちゃ、家に置いておくのも気を遣ってしまう。
では、コチラの自転車と釣竿はどうか。それぞれ50万円超えだが、「たかが」と片付けられない納得の理由がそこにはある。読めばきっと欲しくなるので、“言い訳”の準備も兼ねて早速見ていこう。

「未来の乗り物⁉︎」=55万円也

「バズローX 」55万円/コーストサイクルズ(マットボルトガレージ http://mbgarage.jp/
コチラは6月に日本上陸した、シンガポール発コーストサイクルズの「バズローX」。スポーツタイプの電動アシスト自転車、いわゆるEバイクである。
メイン価格帯は25万円前後といわれるEバイク市場において、この黒ずくめの「バズローX」はなんと55万円。
ブランドのなかでも最高級モデルに位置付けされるが、メイン価格帯の倍もする理由は如何に。
モーターはミッドコントロールと呼ばれるセンター位置に設置されている。フル充電の場合、時速24kmまでアシストが効き、50〜70kmを走行できる。「バズローX 」55万円/コーストサイクルズ(マットボルトガレージ http://mbgarage.jp/
まず、目がいくのは武骨なデザインだ。
ファットタイヤやロングシート、ダイレクトにハンドルに繋がる直線フレーム…… スマートな見た目のEバイクが多いなか、男らしさ炸裂の佇まいは異彩を放つ。
幅4.25インチのファットタイヤは存在感抜群。「バズローX」55万円/コーストサイクルズ(マットボルトガレージ http://mbgarage.jp/) 
これはミニバイクの構造を踏襲したもので、ハンドル位置など、乗ったときの格好までバイク風になるように計算しているという。
フロントとリアにサスペンションが付く。
スゴイのはそれだけじゃない。
Eバイクでは珍しい、8段変速ギアとダブルサスペンションを搭載することで、未舗装路や悪路を走るときの衝撃が軽減され、乗り心地が格段にアップされている。
これで木立の中を縫うように走ったり、砂浜を疾走したユーザーの声は「まるで未来の乗り物のようだ」というから、体験した者にしかわからない爽快感があるのだろう。
走行中の速度など各種データが表示されるディスプレイは大きくて見やすい。
また、自転車における必須装備であるフロントライトと泥除けが付いていないのは、自分好みにカスタマイズできるようにするため。
手に入れたあとにも、自分色に染められる余白が残っている。これもまた“男のロマン”に繋がる要素かもしれない。


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