「初めてのジム」とは……モデルや俳優として活躍する平山祐介さんのジムライフに密着する本企画。
今年で51歳を迎えるユースケさんだが、年齢を感じさせない屈強な肉体は「パーソナルトレーニングの賜物」と話す。
前回はジムでの服装や準備運動を教えてくれたが、いよいよここからがトレーニング本番だ。
ユースケさんの目的は、美しくたくましい上半身をつくること。パーソナルトレーナーの三田さん曰く、「胸筋、上腕、背筋を総合的にアプローチすることでバランスの良い肉体をつくり上げられる」。
ということで、さっそくトレーニングを覗いていこう!
ユースケさんのパーソナルトレーナーは……
分厚い胸板をつくる2つの胸トレ
まずは、上半身のシルエットに欠かせない筋肉・大胸筋へアプローチ。分厚い胸板をつくるために、2つのメニューを行うという。
胸筋トレーニング① インクライン・ベンチプレス
大胸筋トレーニングといえばベンチプレスだが、ユースケさんは上体を起こした「インクライン・ベンチプレス」も行っている。
「一般的なベンチプレスは大胸筋の中部から下部に負荷がかかります。こればかり集中的にやると、大胸筋が垂れ下がっているように見えてしまう。本当は、上部が盛り上がったほうが強く、たくましく見えるんです」(三田さん)。
「このメニューを知ったときはびっくりしましたね。ベンチプレスは肩甲骨を寄せる意識で行うといいんだけど、これは、胸部や腹部にも意識を向けないといけない。いつもとは違う刺激を体に与えられるのがいい」(ユースケさん)。
ジムへ通い始めた頃は、40kgからスタートしたユースケさんも、今では常時65kgを10×4セットが基本。調子のいいときは70kgを7〜8回×4セット行うという。
胸筋トレーニング② ダンベル・フライ
ダンベル・フライも大胸筋のトレーニングではお馴染みの種目。ベンチにもたれかかり、ダンベルを持ちながら腕立て伏せのように腕を開いて閉じていく動きだ。
「ベンチプレスとの違いは、筋肉に対してストレッチの負荷がかかること。筋肉が引っ張られるのを耐えて、耐えて、耐えてそこから絞っていく感覚です。開いてから閉じることにより、筋肉に丸みがつき美しく発達していきます」(三田さん)。
ポイントは、腕を閉じるときに、肘を伸ばしすぎないことだ。
「伸びきってしまうと休めちゃうから要注意です(笑)。そこはストイックにやるようにしています。ダンベルの場合、バランスをとらないといけないから、そういった意味でも体幹がしっかりしていないとダメ。最初に行った準備運動がここでも活きてくるんですよね」(ユースケさん)。
2/3