湘南・茅ヶ崎をベースにキャリアを育み、海外サーフトリップの経験も豊富なプロサーファーの湯川正人さん。
“サーフィンと防災”を掛け合わせた未来的プロジェクト・WATARI TRIPLE「C」 PROJECTの仕掛け人でもある湯川さんに、その拠点である仙台エリアの波のポテンシャルについて伺った。
湯川さんに聞く、仙台の波のポテンシャル
防災インフラを土台に、スポーツ、テクノロジー、ヘルスケア、音楽、アート、食という6分野のコンテンツを展開し世界初の「防災カルチャー」作りを目指すWATARI TRIPLE「C」 PROJECT。その拠点はビーチサイド。
すぐ目の前には阿武隈川の河口にある「荒浜」と呼ばれるサーフスポットがある。メローな波が多く、ビギナーにも優しいスポットだ。
また車で30分ほど北上したところにあるのが「仙台新港」。普段は初級者から楽しめるが、本領を発揮したときにはエキスパートオンリーの波となる。
「仙台新港の波はプロサーファーにとってもトップクラスのクオリティだと思います。台風スウェルなどで、ダブルと呼ばれる身長の2倍以上のサイズになるとサーフィンができなくなるビーチが多いのですが、仙台新港は3m近いサイズになってもきれいにブレイクするクオリティがあります。まさに日本を代表する波なんです」。
さらに入り組んだ海岸線には未開拓の波が潜んでいるのではないかと期待する。
「これからスタートするWATARI TRIPLE『C』 PROJECTをきっかけに宮城を訪れ、長く滞在していくプロサーファーが増えると思いますが、滞在すればそれだけエリアや波の知識が深まり、未知なる波を当てる可能性が高まります。Googleアースを見ながら波を探すような動きもして宮城の可能性を広げてもらえるとうれしいですね」。
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