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プジョーは走りが気持ちいい

これまで乗ってきた車は全部プジョーで、今もプジョーです。20代から30代にかけて乗っていたのが205というハッチバックでした。
子供の頃にテレビで観た“パリダカ”で、車格の小さな205が大きな車に勝つ姿がすごく格好良かったんですよね。で、205には都合2台乗って、最初の子供が生まれて3カ月のときにエアコンが壊れ、208に乗り換えました。
205は本当にフランス車らしい乗り味で素晴らしかったです。シートはソファみたいにソフトで、足回りも「猫足」と呼ばれるしなやかなニュアンスで。そしてスタッドレスタイヤを履けば普通に雪道も走れましたから。
今は子供が小さいのでなかなか行けませんが、205時代は妻とワンシーズンに10回以上はスノーボードに行っていました。小さい車でしたが、後ろのシートを倒せば余裕でボード2枚を中積みできましたし。
今乗っている208は新しい世代の車なので「濃厚なフランス風味」みたいなものはやや薄くなっていますが、それでも“気持ちいい走り”は健在です。
とにかくプジョーは長距離走行が得意なんです。疲れないし、運転していて楽しいし。5008はサイズ的に余裕があって使い勝手が良さそうですので、家族4人になった今、魅力を感じます。あとは、205に濃厚にあった「プジョーのDNA」が、5008にも宿っていることを期待したいですね!
「ISLANDAY」代表
島山洋平
企業の動画やスチール撮影、イベントなどをプロデュースする“クリエイティブ・ギルド・カンパニー”ISLANDAY INC.を2015年に設立。趣味は素潜りで、最近神奈川県逗子へ引っ越した。
 

SUVの新ジャンル!?

めっちゃ速いSUV、あります。ラグジュアリーなSUV、随分と増えました。ヘビーデューティなSUV、もちろんゴロゴロしています。サイズだってデカいのからコンパクトなやつまで、大小を用意しました。
SUVは百花繚乱、いろんなキャラクターが出揃いました。というわけで、ここでSUVブームは2周目に入ります。
2周目に入ると、速いとか高級といったこれ見よがしのSUVよりも、もうちょいこなれた、ヌケ感のあるSUVに注目したくなります。その代表が、ここに紹介するマイナーチェンジを受けたばかりのプジョー5008。
内外装ともに超高級というより、センスの良さが光ります。キラリと輝くフレームレスのフロントグリル、小径ハンドルが鎮座する個性的なインテリア。頑張って高級に見せようとしていないところに好感が持てます。
走らせても、驚くほどパワフルってことはありませんが、ふんわりマイルドな乗り心地で居心地が抜群。屈強なSUVはたくさんありますが、プジョー 5008のように“柔らかな機械”だと感じるSUVは貴重です。
オフロードで泥んこになるより、夏フェスが似合うのがこの車で、ゆる〜い感じの“フェス着”でハンドルを握るとちょうどいい。そんなイメージです。
スポーツ系とかプレミアム系とか、ありとあらゆるSUVがありますが、実はなかったのがこんなフェス系あるいはチル系。3列目はちょっと狭いけれど7人乗りなので、仲間や家族とLet’s chill out!
モータージャーナリスト
サトータケシ
フリーランスのライター/エディター。出版関係の仕事に就いてからGWは常に“原稿ウィーク”で机に張り付いていたので、「緊急事態宣言でも、過ごし方は変わらない」とか。
 



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