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出合うべくして出合ったグリーンのモナコ

さらに、「タグ・ホイヤー モナコ」からも初のグリーンダイヤルが届いた。
世界500本限定。「タグ・ホイヤー モナコ グリーン ダイヤル リミテッドエディション 」SSケース、39mm径、自動巻き。78万6500円(完売)/タグ・ホイヤー www.tagheuer.com/jp/ja/
ブランドが公式スポンサー兼タイムキーパーを務めるクラシックカーレース「グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリック」へのオマージュから生まれたというグリーンのグラデーションダイヤルは、意外なほどモナコの顔に馴染んでいる。
ブラックのサブダイヤルは視認性を確保する。
次にモナコの特徴として欠かせないリュウズの仕様について触れていこう。大別すると2つのパターンが存在する。
1969年に登場した初代モナコから始まった左リュウズは、自動巻き式クロノグラフ専用ムーブメント「キャリバー11」の構造上の都合から生まれたもので、いわゆるレフトハンド(左利き用)ではない。
その後、ムーブメントの変更や時代の流れによって、現在の右リュウズが定着。このモデルでは「キャリバー ホイヤー02」の採用から後者のスタイルを取り入れている。
タグ・ホイヤー モナコの進化の証しある右リュウズ。
50年以上前に登場した角型時計が今なお色褪せない理由は変化を恐れない姿勢にある。今を象徴する潮流であるグリーンダイヤルとの邂逅は、いわば“必然”だと言えるだろう。
ちなみに、この朗報とともに悲報がひとつ。なんとタグ・ホイヤー モナコの500本は、本記事の公開を待たずに完売してしまった……。カレラは若干数の在庫があるとのことなので、エバーグリーン(不朽)なこの魅力を我ものにしたい方は、急がれたし。
 
[問い合わせ]
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー
03-5635-7054

戸叶庸之=文


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