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カリフォルニア生まれのテラノを見つけた

車体は購入時にサンドベージュにオールペン。


すると、友達に「テラノなら、ちょっと脇役っぽいし(笑)、似合うんじゃない?」と勧められた。そういえばアメリカ人でニューヨークに暮らしている友人が“人生で一度はテラノに乗ってみたい”と言っていたのを思い出した。

「それで気になっていろいろ調べてみたんです」。するとアメリカ映画では、かなりの頻度でテラノがスクリーンに映り込んでいた。主役ではないものの、優秀な“バイプレイヤー”といった所だ。さらに調べると、カリフォルニアでデザインされた車だとわかった。



「前職のアパレル企業は、アメリカが大好きなブランドでしたし(笑)、自分自身もアメリカは好きでした。よくカリフォルニアへ遊びに行ったりもしていたし。だからカリフォルニアでデザインされたテラノは、しっくりと自分に合うなと思えたんですよ」。

「旧車あるあるですが、エアコンの効きは悪いくて、パワーウインドウは壊れそうです(笑)」。


発売当時の基準のディーゼル車は今では都内で乗れないのだが、生産終了からだいぶ経っていることもあり、ガソリン車の流通量はグンと少ない。

なかなかお目当てのガソリン車がなかなか見つからなかったが、ようやく群馬県の4WD専門店で発見した。



元のボディ色がわからないほどシャビーで枯れていたが、お店が購入後にオールペンもしてくれるという。さらに購入車に付いていた背面タイヤやラック、オーバーフェンダーを取り外した。「昔のRV的要素をそぎ落としました」。

シンプルになってさらに愛着が増したテラノの納車と前後して、現在の職に就いた。



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