特集
OCEANS Fashion X Talk
「前の会社に勤めていたとき、会社の先輩に『どんな安い車でもいいから、とりあえず持てって。お金がなくても、車を持ったら、そういう生活水準になっていくものだから』と。
社会人になったばかりの僕は、そんなもんなのかなあと半信半疑でしたが、尊敬していた先輩だったので、とりあえずボロボロのパジェロミニを買ってみたんです」。
ところが「言われたことは本当でした」と振り返る。
「車があることで広がる、新しい世界がありましたね」。趣味のサーフィンは車で出掛けるようになったし、ソロキャンプも楽しむようになるなど、行動範囲も趣味の範囲も広がった。
「何よりいちばん大きかったことは、やはり今の職に就いたことですね。車に乗っていなかったら、アパレルから車関係のオートバックスに転職しようというとはならなかったと思います」。
ちょうど「何か新しいことをしたいな」と転職を意識するようになっていた。これと前後して、パジェロミニからの乗り替えも考えるようになった。行動範囲が広がれば、やりたいことが増える。「もうちょっと荷物が積める車が欲しくなったんです」。
狙いは、味のある1980年代〜’90年代のSUV。けれどなかなかどれにしようか、決めあぐねていた。
「この時代のSUVって、三菱のパジェロやトヨタのランドクルーザーが人気で、主役感があるじゃないですか(笑)。でもこういう“主役”車種はちょっと僕には似合わないなぁと思っていたんです」。
次の記事を読み込んでいます。