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車のある生活を始めたら、色んなことが回り始めた

【写真19点】「20代の人生を変えた日産・テラノ」の詳細写真をチェック

「車を買わない世代」と言われる20代。猿渡さんもご多分に漏れず、元々は車にあまり興味がなかった。

しかし、前職の先輩に言われた「人生が変わるから、車買ってみろよ」という言葉を受けて、中古のパジェロミニを購入してみた。

すると本当に人生が動き出す。今、ちょうどそのうねりのただ中にいる猿渡さんだ。
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前職はアパレル企業でグラフィックデザイナーとして働いていた。オートバックスのゴードンミラー部門に転職後は、それに加えてブランドディレクションも担当している。

「前の会社に勤めていたとき、会社の先輩に『どんな安い車でもいいから、とりあえず持てって。お金がなくても、車を持ったら、そういう生活水準になっていくものだから』と。

社会人になったばかりの僕は、そんなもんなのかなあと半信半疑でしたが、尊敬していた先輩だったので、とりあえずボロボロのパジェロミニを買ってみたんです」。



ところが「言われたことは本当でした」と振り返る。

「車があることで広がる、新しい世界がありましたね」。趣味のサーフィンは車で出掛けるようになったし、ソロキャンプも楽しむようになるなど、行動範囲も趣味の範囲も広がった。

「何よりいちばん大きかったことは、やはり今の職に就いたことですね。車に乗っていなかったら、アパレルから車関係のオートバックスに転職しようというとはならなかったと思います」。

ちょうど「何か新しいことをしたいな」と転職を意識するようになっていた。これと前後して、パジェロミニからの乗り替えも考えるようになった。行動範囲が広がれば、やりたいことが増える。「もうちょっと荷物が積める車が欲しくなったんです」。

ソロキャンプは月に1回程度。テントは張らず車中泊が多い。


狙いは、味のある1980年代〜’90年代のSUV。けれどなかなかどれにしようか、決めあぐねていた。

「この時代のSUVって、三菱のパジェロやトヨタのランドクルーザーが人気で、主役感があるじゃないですか(笑)。でもこういう“主役”車種はちょっと僕には似合わないなぁと思っていたんです」。



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