「こだわりキャンパーの愛用ギア」とは……今春、待望の復活を遂げたファンキーモンキーベイビーズ。そのMCのひとり、モン吉さんの焚き火好きはファンなら誰もが知るところ。隙あらばツアー中でも薪に火を焚べ、隙間時間を楽しむ。
そんな彼が「これさえあれば」と力を込める3つのマスターピースを披露。
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①細いフレーム、薄い火床……なのに、この力強さ!
「思い返せば学生時代から仲間たちと火を囲んでいましたね」とモン吉さん。しかし、“焚き火を欲している”と感じ、頻繁にやりだしたのは30代以降。最初の相棒はスノーピークの焚き火台だった。
「これがまた優秀な奴で、10年使ってもまったく壊れる素ぶりも見せません。だから延々と使えちゃう。シンプルな構造&見た目ですけど秘めたる利便性や機能性はバカにできない。だからこそ、もっとほかの焚き火台も試してみたくなるじゃないですか(笑)」。
ギアを新しく購入したい欲求に駆られ、十数年ぶりに焚き火台を購入することに(とはいえ、スノーピークの焚き火台はいまだ健在)。そこで最近手にしたのが「ピコグリル」である。
「何より軽いので、持ち運びしやすいのがいいですよね。車を駐車してから目的地まで歩かなければいけないときなどは特に活躍してくれます。燃焼効率がすごく良くて、フイゴやうちわをあんまり必要としないのもいいですね」。
骨組みとなるフレームを広げ、そこへ火床を設置するだけの簡単2ステップ。二つ折りの火床はペラペラながら、婉曲状の独自形状が十分な耐荷重性能を保ち、空気の通り道を確保してくれるため酸素を薪の中へ効率的に供給する。結果、抜群の燃焼効率を生み出すのだ。
そのうえ、ジーンズ1本分とさして変わらない重さ(約750g)というのだからビックリ。
「車で寄せられるところであれば、やはり“映え”重視の焚き火台でいきます(笑)」。
“映え”担当はもちろん、
サンゾクマウンテンの焚き火台だ。
「とはいえ、燃焼効率が焚き火台の価値を決めるかというとそうでもない」とモン吉さん。燃焼効率が高いとそれだけ薪がすぐに燃え尽きてしまい、炭も残りにくい。シーンに併せて焚き火台を使い分ける。焚き火は奥が深いのである。
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